音楽を聴く環境が便利になっていくにつれて、どんどん聴いている音楽が雑食化していく今日この頃。
ですが、その都度こうやって好きな楽曲を選曲してみると、やはりどこかエモーショナルにさせられる音楽とギターロックを中心に選んでしまうので、そういう音楽が本当に好きみたいです。
5. Kamaiyah / I’m on
今年は、生涯で一番HIP-HOPをたくさん聴いた一年だったと思います。その中でも、LAの”FYF FEST”というフェスでのライブもすごく良かったオークランド出身のKamaiyahの『A Good Night in the Ghetto』は特にたくさん聴きました。ノリやすいラップの中にエモーショナルな雰囲気が漂っている所が、個人的にはグッドなポイントでした。他にもChance The RapperやNonameなど、エモーショナルな雰囲気が漂うHIP-HOPをよく聴いていました。
4. asayake no ato / クライマー
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京都のasayake no atoの「クライマー」は、リードギターのサウンドなど、今までの楽曲のようにエモからの影響を感じさせる部分は残しつつも、さらにシンプルで多くの人に伝わるであろう一曲であり、間違いなく僕の中で何十年先でも色褪せることなく響いてくれているだろう1曲。自分たちのバンド活動そのものを歌にしたこの楽曲は、何かを夢中で追っている人であれば、誰でも励まされる楽曲になっていると思います。
3. The Academic / Mixtape 2003
2016年下半期は、イントロからThe Strokesが頭をよぎるこの楽曲をヘビロテしてました。このThe Academicは既にNoel Gallagher’s High Flying Birdsのオープニング・アクトを務めるなど、徐々に注目を集めているアイルランド出身の4ピース。
The StrokesにUKロックっぽさをプラスしたロック・チューンはこの1曲だけで、これから人気者になること間違いなし! な存在感。まだ発表などは何もないものの、来年はデビュー作のリリースに期待したいです!
2. 雨のパレード / Tokyo
https://www.youtube.com/watch?v=csiHQtnbJTI
ポスト・ロックやベース・ミュージック、R&Bなど様々なサウンド要素を含み、まさに2010年代のアート・ロックバンドとも言える雨のパレードが、メロディーとリリックでメイン・シーンに殴り込みにいけることを証明した一曲。
色々な「東京」の唄があるけれども、この曲は一味違う角度から表現されたリリックと、思わず口ずさみたくなってしまうメロディーの虜になってしまいます。
また、この楽曲のみならず、彼らのメジャー・デビュー作『New generation』を聴いていると、ジャンルは違えどサカナクションの『シンシロ』のリリース時を思い出す辺り、本当にここから”New generation”=”新時代”が始まる気がしてなりません。
1. Mitski / Your Best American Girl
日本とアメリカのハーフであるMitskiが、自分が日系であることに対してのもどかしい気持ちを歌にし、MVでは顔を白塗りにして表現している楽曲。歌詞をじっくり読むとあまりにも生々しく、普段は気にしていなくても、自分たちが黄色人種であり、偏見を持たれることもあるという事実を改めて意識させられます。
ただ、それ以上に、ゆったりとした曲調から始まるこの楽曲が、サビになるとグランジ・サウンドに変わるように、1つ1つの怒りや悲しみなどたくさんの感情を表現しきっている彼女の歌声にとても惹かれました。
Comment
今年の約半分をLAに滞在して過ごしたということもあり、SpotifyやApple Musicといったサブスクリプション・サービスにお世話になりっぱなしで、音楽を聴く環境がガラッと変わりました。聴いている音楽自体に関しても、LAで出来た友人たちが聴いている音楽に耳を傾けるようにしていたので、普段の僕じゃ出会わないような音楽にも出会えた一年になりました。来年ももう少しLAに滞在するので、先日紹介したAlysekaのような現地で見つけたカッコいいインディー・バンドを紹介していければなと思っています。
ちなみに僕のツイッターやブログなどでもLAで体験したライブなどの雑記を軽く書いているので、ご興味ある方は是非。来年もたくさん音楽を聴いていきますので、よろしくお願いいたします。
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今年はビーチなどに行く機会が多く、シドニー発のブランド「SUNDAY, SOMEWHERE」のサングラスを新しく買ったのですが、これがとても可愛いです。1つ1つデザインに拘ったサングラスは、タイプごとにコレクトしちゃいたくなるような可愛さで、日常から使えると思います。僕も来年また1つ新しく買っちゃいそうな勢いです。Spincoasterの読者さんは夏フェスに足を運ぶ人が多いと思うので、是非フェスのお供にでも!