都内でWebディレクター&ライターとして活動しつつ、最近はドラムとコーヒーとネオンサインとオランダ語を勉強中。美女シンガー・ソングライターを見つける審美眼には定評アリですが、更新頻度が著しく低くて申し訳ありません。
5. Drugdealer / Suddenly feat. Weyes Blood
Run DMTやSalvia Plath名義で知られたMike Collinsによる新プロジェクトが、〈Mexican Summer〉に所属する現代のセイレーンことWeyes Bloodをフィーチャー。Todd RundgrenやELO、Carole Kingといった70’sヴァイブを漂わせつつも、新世代ジャズやLAビートとも共振するサウンド・メイクが素晴らしいです。
4. Touché Amoré / Skyscraper (feat. Julien Baker)
LAの激情系ポスト・ハードコア・バンドと、「女性版Elliott Smith」とも呼べるテネシーのSSW、Julien Bakerによるまさかのコラボ曲。Julienの出自がハードコアにあることを裏付ける名曲ですし、4月にNYで彼女のライヴを見る機会があったので、マンハッタンで撮影されたMVにもグッときました。
3. Sing Street / Drive It Like You Stole It
John Carney(ジョン・カーニー)監督『シング・ストリート 未来へのうた(原題:Sing Street)』のサントラ収録曲。映画はもちろん最高なのですが、この曲はシンセのイントロからメロディアスなサビ、クールなサックス&ギター・ソロ、必然的に沸き起こるハンドクラップ、そしてフィニッシュまでずーっと高揚感が続く完璧すぎる胸キュン・ソング。
2. Oathbreaker / Second Son of R.
■関連記事:Oathbreaker / 10:56 , Second Son of R.
3年ぶりの新作『Rheia』からのリード・トラック。鬼神のごときブラスト・ビートと絶叫が味わえるだけでなく、この静と動のコントラストはマジで卒倒もの。通勤中のBGMとしても何百回聴いたかわかりません。日本でもDeafheaven並みに人気が出て来日してくれると良いなー。
1. MØ / Final Song
Major Lazerとのコラボ経験をしっかり血肉化しつつ、ソロ名義でもここまでキャッチーなアンセムを作れてしまう器用さに脱帽。「ここはコーチェラですか?」と言いたくなるほど国内外のカワイコちゃんたちが集結したサマソニのステージも見事でした。2017年には待望の2ndアルバムも出るでしょうし、ファッション・アイコンとしてもしばらく無敵モードは続きそう。
Comment
David BowieもPrinceも拝めずじまいで喪失感の大きい1年でしたが、リスナーとしてはサブスクの恩恵をたっぷりと享受しつつ(メタルの名盤が充実しまくってるのも◎)、例年どおり国内外の音楽/ライヴ/フェスティバルを堪能した1年でした。
個人的ハイライトとなったのは、4月に訪れたPearl Jamのフィラデルフィア公演。2日目でなんとデビュー・アルバム『Ten』(1991年)の全曲再現セットに立ち会う事案が発生し、「もうこのまま死ぬんじゃないか!?」というぐらいの興奮とゾクゾク感を味わいました。その後のMSG公演はチケット詐欺に遭ってファッキンUSAな気分に陥ったけど、急遽ブルックリンまで見に行ったYouth Codeが激ヤバだったのでオール・オッケー。
昨年の公約どおり楽器(ドラム)を始めたので、2017年以降はこの調子で色んな楽器に手を出しつつマルチ・プレイヤーを目指そうと思います。
番外編 マイ・ベスト
【ベスト・ホテル】
JAM Hotel
http://www.jamhotel.be/
11月のEU旅行ではじめてベルギーに訪れたのですが、直感で選んだこのホテルがアクセス良し、デザイン良し、コスパ良しの三拍子で文句ナシでした。地下のGame Roomでは卓球やピンボールマシンなどがタダで遊べるほか、なんとSNKの名作『ザ・キング・オブ・ファイターズ』まであってゲーマー感涙。ブリュッセルにお立ち寄りの際はぜひ!
(Text by Kohei Ueno)