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Best Tracks Of 2015 / achico


キュレーター、achicoによる2015年ベスト・トラック!

2015.12.26

5. モーニング娘。’15 / One and Only

60枚目のシングル『冷たい風と片思い/EN­DLESS SKY/One and Only­』から、こちらを。あと数年は現体制が続くものかと思っていたところに、突然発表されたエース・鞘師の卒業。ダンスと歌でユニットを牽引していた彼女のラストシングルは全編英語詞。卒業は海外留学を予定している鞘師。夢に向かって踏み出す彼女の背中を押すような前向きな楽曲です。


4. アカシック / CGギャル


(過去記事:アカシック / CGギャル)

2011年結成の5人組バンド。きゃりーぱみゅぱみゅ、ゲスの極み乙女。らが所属するunBORDEからリリースされたメジャー・デビュー・ミニアルバム『DANGEROUS くノ一』のリード・トラック「CGギャル」はハード・チューン。輪廻転生をテーマにしたストーリー仕立てのMVになっています。歌詞は全て実体験に基づいて書いているとか。ヴォーカル・理姫の猫のようなキュートなルックスと癖のある声、バンドの骨太ハードチューンが絶妙なバランスです。


3. こぶしファクトリー / ドスコイ!ケンキョにダイタン

2015年1月2日に結成された、ハロー!プロジェクト待望の新アイドルユニットのデビューシングル曲。”ファクトリー”というユニット名には、惜しまれつつも活動休止したBerryz工房へのリスペクトも入っています。ハロプロ研修生時代から絶大な人気を誇りつつもなかなかデビューが決まらずにいた浜浦彩乃を軸に、個性的な8人が結集。リーダー・広瀬彩海のドスの効いた声も癖になる! カップリング曲「念には念(念入りVer.)」も最高です。


2. ONIGAWARA / ONIGAWARA SUPER STAR

元・竹内電気の竹内サティフォと斉藤伸也が結成した、アイドルじゃないし、バンドでもない最強のJ-POPユニット。この曲が収録された『エビバディOK?』は今年一番再生したCDです。「男子30にして嫁を娶らぬものは人間失格 じゃあ俺はもうリタイアします 音楽と一緒に心中します」なんていうアラサー男子自虐を盛り込んでいるのも笑えます。


1. アンジュルム / 大器晩成


(過去記事:アンジュルム / ドンデンガエシ)

個人的には、2015年ハロプロ楽曲大賞(おそらく受賞もすると思う)。昨年末から改名・新メンバー加入・オリジナルメンバー福田花音の卒業という激動の1年でした。メッセージ性の強いアッパー・チューンは中島卓偉作曲。不安を吹き飛ばしてくれる前向きな楽曲です。


Comment

今年もアイドルに踊らされ続ける一年でした。新ユニットの躍進やメンバーの卒業が続き、追いかけるだけであっという間。Apple Musicで以前より洋楽も聴くようになったけれど、CD売上至上主義なのかアイドルはまだまだカタログが少ない……。そんなこともあって、これからも現場に足しげく通うことになりそうです(アイドルっていついなくなっちゃうかわからないから一本でも多く観ていたいんだもん)。どのユニットもこれからも一層目が離せない!



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