Spincoasterを立ち上げて3年が経過し、年齢も30代に突入しましたが、ジャンルやシーンを問わず相変わらずポップな音楽が好きだということだけは一向に変わりそうにありません。
メインストリームへの目配せや個人的な想い入れ補正一切なしに、「グッ!」ときたり「ワッ!」とした5曲を選びました。
5. The Hotpantz / Nowhereland
Spotifyの日本上陸と共に突如その名を広めた、謎の音楽集団The Hotpantz。時代も国境も越えて高らかと鳴らされるポップ・ミュージック。
今年Spotifyにおいて国内で最も聴かれたアーティストの4位にランクインするという快挙を見せ、まさに今、ここから新しい時代の幕開けを予感させてくれた彼ら? 彼女ら? のこの曲は、2016年の出来事としても記録しておくべき1曲だと思います。
4. Porter Robinson & Madeon / Shelter
今年は日本のアニメ映画の話題作が相次ぎましたが、「アニメ × 音楽」という意味においてこの作品を忘れるわけにはいかないでしょう。
Porter RobinsonとMadeonという2人の世界的天才が日本のカルチャーと呼応し、感動的な作品を創り上げてくれたことに、日本人としての誇りとワクワクを感じずにはいられませんでした。
3. くるり / 琥珀色の街、上海蟹の朝
結成20周年に送り出された新曲はくるり初のR&B/HIP HOPへのアプローチ。これには驚きを隠せませんでしたが、ブラック・ミュージックを下地にした近年のシティ・ポップ・ブームの楽曲群とは一線を画する極めてオリジナリティの高い名曲だと思います。やはり、くるりはくるりでした。
2. Yumi Zouma / Keep It Close to Me
今年は海外のインディー・バンドが大人しかったような印象がありますが、Yumi Zoumaのアルバムはめちゃめちゃ良かった。この曲は聴いた瞬間に年間ベスト入り確定でした。メロディも声もアレンジも、ただただ美しい。聴く度に心が洗われるような……そんな曲に人生で一体何度出逢えるでしょうか。
1. Bibio / Town&Country
アルバム『A MINERAL LOVE』は、温かさと冷たさ、アコースティックとエレクトロニック、ダンス・ミュージックとチル・アウト・ミュージック、そういった相反する要素が絶妙なバランスで詰め込まれた作品で、改めてBibioの天才っぷりを再認識させられました。
この曲はその中でもメロディも抜群に良く、普遍的なポップ・ミュージックとして聴き継がれていくべき1曲だと私は思っています。
Comment
2016年は大なり小なりシーンが形成され、多様性が受け入れられるそんな動きが各所で見えました。まさに「みんなちがって、みんないい」今後この流れはさらに加速していくのではないでしょうか。とても良いことだと思います。そして、ここからそれぞれのシーンがどう成長し、どう交わっていくのか。もちろんSpincoasterとしてもその一端を担えればと思っています。来年も楽しみです。
番外編 マイ・ベスト
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フジロック中めっちゃ食べてました。塩分とクエン酸もとれる優れものです。