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台湾音楽賞『GIMA』最終候補作品が発表  日本からはAge Factory、LITEがノミネート


2024.10.17

台湾のインディー音楽アワード『金音創作奨(Golden Indie Music Awards)』(以下、GIMA)の最終ノミネート作品が発表された。

今年で15回目を迎える『GIMA』。本年は音楽創作の先駆者たちに敬意を表す「Shout Out / Shout Out to」をテーマに掲げ、授賞式は11月2日(土)に台北流行音楽中心で開催。日本のスペースシャワーTVのYouTubeチャンネルで日本地域限定で同時配信されるほか、韓国のメディアプラットフォーム「PRIZM」と共同で初の全世界生配信が決定している。

今年は842枚のアルバム/EPと、41組のライブパフォーマンスを含む合計3,877作品がエントリー。台湾以外のアジア諸国の作品を主な対象とする「ベストアジアンクリエイティブアーティスト賞」には過去最高の79作品が集まり、マレーシア、オーストラリア、日本、韓国、フィリピン、シンガポール、インドネシア、タイ、中国、香港など、国際的な音楽クリエーターの参加が増加している。

最終ノミネートリストには、韓国で高い人気を誇るインディロックバンド・Silica Gel、香港で注目を集めるインストエクスペリメンタルバンド・Virgin Vacation、モンゴルのフォークとジャズをミステリアスに融合させたNaraBara、中国のSSW・Yeoianなどに加え、日本からはAge Factory、LITEが名を連ねている。

Silica Gel
Age Factory
LITE

最も多くの賞にノミネートされた作品は、大象體操(Elephant Gym)のバンド結成10年目の4thアルバム『World』、若手ラッパー・阿跨面(Taiwan rap handsome man)の『SIM』、そしてサイケデリックロックバンド・布萊梅(Bremen Entertainment Inc.)の『The Great Bremen Show』となっている。

大象體操(Elephant Gym)
阿跨面(Taiwan rap handsome man)
布萊梅(Bremen Entertainment Inc.)

また、ポップ/ヒップホップ系エレクトロニックの作曲家・Dacは、デビューアルバム『Love Hereafter』で4つの賞にノミネートされ、楽曲“Snack”のパフォーマンスでは「ベストライブパフォーマンス賞」の最終候補に残っている。毎年最も注目される賞のひとつである「ベストバンド賞」には、Plutato、傷心欲絶(Wayne’s So Sad)、我是機車少女(I’mdifficult)、拍謝少年(Sorry Youth)、大象體操(Elephant Gym)、布萊梅(Bremen Entertainment Inc.)が最終候補に名を連ねている。

また、今年も授賞式の開催に先駆け、関連イベント『亞洲音樂大賞』が10月27日(日)から29日(火)まで行われ、今年の「ベストライブパフォーマンス賞」の最終候補者のライブなどが予定されている。今年の授賞式では、昨年『GIMA』の審査員を務め、シンガー、作家、フェミニスト活動家として日韓で高い評価を得ている韓国のマルチアーティスト・이랑(イ・ラン / Lang Lee)がゲストとして登場し、台湾のSSW・Enno Chengと共にスペシャルパフォーマンスを披露する。

詳しい情報、また最新アップデートはオフィシャルサイトやソーシャルメディアからチェックを。

이랑(イ・ラン / Lang Lee)

『金音創作獎(Golden Indie Music Awards)』 オフィシャルサイト


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