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代官山UNIT、生ライブ配信企画 & 主催者/アーティスト側のイベント・キャンセル料を補填するCF始動


2020.03.23

東京のヴェニュー、代官山UNITがこの度の新型コロナウィルス禍の影響を受け、2つのプロジェクトをスタートさせた。

今日、ライブハウス/クラブ業界は「想像を絶する窮地に立たされている」とし、このような状況を打破したいと考えてスタートさせたという本プロジェクト。第1弾となる『MUSIC NON STOP!』は、無観客状態でのライブ生配信。イベントの自粛要請が続く中、音楽の力を信じ、音楽を絶やしてはいけないとの思いで、無観客でも行える「生ライブ配信」という可能性に懸けてみようという考えからスタート。

ただ撮影して配信するだけではなく、通常のライブでは撮れないアングル、無観客ならではのカメラ・ワークでアーティストの個性に肉薄。「生ライブ配信」としてのクオリティをキープしつつ、出演者の熱量が画面越しからでも伝わってくるような音楽と映像を、という想いで日々アップデートしていくという。通常の舞台制作業務、音響業務、照明業務に加え、今回、映像制作及び配信業務、WEBチケット発行など、一連の生ライブ配信に伴う業務を、全て会場側で請け負うことができる体制を整えたとのこと。

新たにYouTubeチャンネルを開設し、3月22日(日)には第1回として、パソコン音楽クラブの無観客ライブ配信を行った。

そして、プロジェクトの第2弾となる『Help Me!! Help You!!!』は、クラウドファンディングを用いることで、公演の開催中止を余儀なくされたアーティストや主催者の負担を軽減するというもの。通常、公演がキャンセルとなった場合、アーティストや主催者には会場費のキャンセル料が発生する。通常は会場と主催者/アーティストで折半しているというキャンセル料を、クラウドファンディングで支援を募ることで、補填することを目的としている。リターンには「楽屋にサインコース」「リハーサル見学コース」「楽屋ツアーコース」といったユニークなものから、「ステッカー」や「手ぬぐいなど」ライトな物まで用意されている。

UNIT主催支援プロジェクト:アーティストのキャンセル料負担0円に(READYFOR)

なお、今回のクラウドファンディングにて、設定金額を上回る支援が集まった場合は、もうひとつのプロジェクト『MUSIC NON STOP!』での映像配信機材購入費として活用するという。現状外部から機材をレンタルして「生ライブ配信」を実施しているが、機材を購入することによって、予算的に厳しいアーティストや主催者にも継続的に低コストで高いクオリティのライブ配信が行える環境が創出できるという。

代官山UNIT オフィシャル・サイト


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