Rootscoaster第31回。前回ご登場いただいたKentaroに引き続き、今回はAndersonsのヴォーカル+ピアノを担当するDominika(=写真左)の音楽的ルーツに迫る。彼女は自身で作曲も手掛けておりこれまでの作品の一部はSoundcloudで試聴可能だが、最新アルバム『Stephen & Emily』でも抜群の表現力を披露してくれ実際に歌う姿も気になる彼女は一体、どんな音楽に影響を受けてきたのだろうか。特に映画『さまよう小指』の主題歌にも起用され注目を集め始めている楽曲「Young Love」で歌う彼女の声には是非一度、耳をすませてみてほしい。 (Written by miyuatao)
1.Smoosh / Massive Cure
ドラムとキーボードのみという非常にシンプルな構成の、
2.House Of Pain / Jump Around
自分のルーツからHipHopは外せないです。その中であえてたった1曲だけを選ぶなら、聴き始めた当時一番聴いていた、且つ今でもよく聴くこの曲かなと。もはや説明の要らない曲ではありますが、HipHopはどちらかというとリリックの内容がどうとかいうより、延々とループするトラックに、ラップというリズミカルなライムが乗るのがたまらなく好きです。聴いたらカラダを動かさずにはいられない、そういう楽曲であることはダンスミュージックとそう違わないと思っています。そしてループトラックとボーカルのみという非常にシンプルな構成もやはり好きな要素の一つかもしれません。
3.Mariah Carey / Always Be My Baby
歌い方の面では、ルーツとしてR&Bの影響が一番強いと思っています。その中でも特に、中学時代必死で歌い方を真似していたマライアの影響は大きいです。特に、90年代の彼女の代表曲は今でも生活に欠かせないものばかりです。7オクターブの声域で有名な彼女ですが、上が出るだけじゃなくて、実は下も相当出るんですよね。こればっかりは真似しようがないですが、類稀なる素質と、そのスキルは確かなものです。今も昔も変わらず憧れのボーカリストです。
Message
他にも、影響を受けた楽曲やアーティストを挙げればきりがないほど色んなジャンルを通ってきましたが、あえて今回はAndersonsのDominikaとして、ルーツになっている楽曲を選んでみました。
先日発売された1st Albumの1曲目、Libertyという曲には特に、HipHopに影響されたリズム感と、R&Bに影響を受けた歌い方がよく出ているのではないかなと思います。あとは、Andersonsも2人組で、殆ど打ち込みに頼ってはいるものの、トラックのシンプルさを意識する要素として、やはりSmooshの影響はかなりあります。そんなところをふまえて、是非Andersonsのアルバムを楽しんでもらえたらと思います。
Link
●Andersons::Tumblr(Official) | Facebook | 映画『さまよう小指』(Official) ←※アルバム収録の「Young Love」が主題歌に起用され、挿入歌も数曲提供しています!
●Dominika (Vocal / Piano):Twitter(@Dominika__A) | Soundcloud
●Kentaro (Guitar / Sound Produce):Twitter(@Scottish_Fold) | Soundcloud | Rootscoaster Vol.30
♪ 2014年9月24日に発売の最新アルバム『Stephen & Emily』(ステファン&エミリー)のDL(iTunes)はこちらから。Teaser(Youtube)はここ!