Rootscoaster Vol.75 / JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB

シーンに突如として現れた銀河系ヒップホップ・グループ、JABBA DA HUTT FOOTBALL CLUB！その遊び心たっぷりな楽曲は、僕らをまだ見ぬ宇宙へ連れて行ってくれる。彼らは果たして突然変異のエイリアンか、それとも……？　4者4様に語られたルーツ・ミュージックは、彼らのナゾをひも解いていくためのひとつの手がかりだ。

また、10/10のSPIN.DISCOVERY Vol.03のわずか2日後には、Omake Clubのレーベル・メイトとなる中小企業とのダブル・リリパの意味合いも込めた”NEW VACANT STORE”の開催も迫っている。
10/10のSPIN.DISCOVERYで引っ掛かった方は是非ともそちらもチェックして頂きたい……！

(Text by Matsutake)

1. The Black Eyed Peas / Where Is The Love?

MTVで流れてたPVがすごくカッコよくて、ミスチルとか聞いてた中学生の僕にはすごくフレッシュでした。いつ聞いても、良い歌！って感じられるので未だにパーソナルアンセムな一曲ですね。初めてジャバの四人で集まる時の道中で聞いていたという、良い話っぽいようなどうでもいいようなエピソードもあったり。補足として、ラッパーで下の名前が僕と同じな櫻井翔氏も日本語詩でカバーしておりますのでそちらも是非。（ASHTRAY）

2. Red Hot Chili Peppers / Around The World

15、16才辺りからバキバキのレッチリ狂です。というかアンソニー・キーディスのスタイルに心酔してしまったという方が正しいのかもしれません。彼の魅力は、色々ありますが特筆すべきはやはりあの「絶対的無敵存在感」。あの個々が意味分かんないくらい突出しているキャラ立ちモンスター達の中で軸になれるのは憧れます。ジャバでその位置に来るのは俺なのかなと。紹介した曲はその「絶対的無敵存在感」が存分に表れてる一曲だと思います。（ROVIN）

3. Kick The Can Crew / Good Time!

小学生の頃、兄の影響で聴きはじめたKICK THE CAN CREWは、僕にとってのかっこいいの基準になったように思います。いつかあんなかっこいいことしてみたいなと、お正月恒例行事の親戚が集まってするカラオケで、「性コンティニュー」を歌って心配されていた僕も今やマイクを握ってステージ立っています。ありがとうお母さん。選んだGOOD TIME!は特に好きな曲です。（NOLOV）
(NOLOV)

4. hide / POSE

全国のお茶の間にX japanのギタリストとして登場し、その若すぎる死を以ってレジェンドに列席したhideは、「歌謡曲と洋楽を聴いて育った日本人なんだから両方の影響があるのは当然」という音楽的クレオールを名言すると共に悪趣味なまでのMIXセンスとヴィジュアルショックによって、今では腐るほど当たり前になったカルチュラルなリテラシーを与え、スノビズムを笑い、クラブミュージックやカルチャーを紹介し、大衆的カタログ文化一辺倒で頭デッカチだった私の世界を拡げてくれた聖人です。アルバムPSYENCEのラストを飾るこの曲には何かを始めなきゃと思わせ突き動かす名状し難いパワーがあります。幼き日の私が彼のフュネラルに居たとか居ないとかのお話はまた別の機会に。そう言えば最近、貴方の知ってるアルバムに「ポーズ」で終わるアルバムありませんでしたか？（BAOBAB MC）