いよいよ開催まで1週間をきった“SPIN.DISCOVERY Vol.08”。今回は今、注目を集めるアーバンかつポップな新世代アーティスト5組が出演します。
出演者紹介記事に続いて、本日から出演アーティストが順次Rootscoasterに登場。それぞれの自身の音楽的ルーツについて存分に語ってもらいます。
まずはthe engyのフロントマン・山路洸至(Vo./Gt.)のルーツ。ブラック・ミュージックとダイナミックなロックをサウンドの下地とするthe engyですが、「言われてみれば、なるほど」と気づきを与えてくれる2曲と、今後が楽しみに思える1曲となりました。
Text by Nojima
1. Linkin Park / Numb
本当の意味で、音楽を聴き始めるキッカケになった曲です。Linkin Parkはすごく大きな存在で、自分にとってのカッコいいが詰まっていて、その中から色んな音やアイデア、気持ちとか姿勢とかを引き出してる感じがします。たくさん音が入ってると思うんですが、その一つひとつに色が付いていて静かな感じが好きです。
2. Red Hot Chili Peppers / Strip My Mind
John Fruscianteのギターを聴いた時、自分はなぜ今までこんな風にギターを弾かなかったのかと思い、愕然としました。結局一度もJohnみたいに弾けたことはないですが、憧れてます。たぶんバンドっていうものを初めて意識したのがレッチリだと思います。この曲は本当に好き過ぎて齧りつくように聴いた覚えがあります。
3. Marvin Gaye / Let’s Get It on
この曲というか、Marvin Gayeを知ったのが2、3週間前で、めちゃくちゃハマりました。すごい興奮してメンバーに伝えると、一瞬「今さら何を」みたいな顔で見られましたが、関係ないです。ドライブ中に聴いたのですが、聴いた瞬間に車内でひとりで爆上がりしました。ひとりで奇声をあげて踊りながら安全運転していたので、変な目で見られましたが、関係ないです。
Message
「影響を受けた曲」というか、「影響を受けなかった曲」というものはたぶんないだろうと思います。色んなことが関係しあって、曲を作れることに感謝しています。その中でも自分の中心に近いものを紹介させていただきました。憧れのアーティストに近いものよりも、憧れのアーティストにカッコいいと言ってもらえるものを目指して頑張ってます。またライブ会場で待ってます。
Profile
the engy
京都・大阪のライブハウスを中心に活動している4人組ロック・バンド。
2017年5月に現体制になり、同時に自主製作盤となる1st EPを発売開始。徐々に注目を集める。
今年5月初の全国流通盤となる7インチ『say it』をリリースし、さらに8月8日に2作目となる7インチ盤『All about』をリリース。10月24日(水)には待望の1st ミニ・アルバム『Call us whatever you want』をリリースする。
ロックとR&B、ソウルなどを基調にシンプルながら緻密に組み上げられたモダンなサウンド・スケープ。時にアッパーに時にブルージーに響くVo.山路の日本人離れした歌声。昨今のチルなブラック・ミュージック礼賛の流れを汲みつつ、アッパーなカウンターとしても機能するという逸材。
【イベント情報】
Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.08”
日時:2018年9月17日(月・祝) OPEN 17:00 / START 17:30
会場:表参道 WALL&WALL
料金:前売り ¥2,900 / 当日 ¥3,400 (各1D代別途)
出演:
the engy
大比良瑞希
Omoinotake
showmore
THREE1989
【リリース情報】
the engy 『Call us whatever you want』
Release Date:2018.10.24 (Wed.)
Label:LASTRUM
Cat.No.:LACD-0295
Price:¥1,800 + Tax
Tracklist:
1. Under the water
2. Say it
3. When you’re with me
4. Empty space
5. Fall
6. Found myself
7. All about
8. Longing for you
・特典情報
タワーレコード:アコースティック音源(CD-R)
ヴィレッジヴァンガード:MV(DVD-R)