Nothing

Blue Line Baby

Nothing / Blue Line Baby
米フィラデルフィアの4人組が新MVを公開。幻想的な映像と、ハードコア譲りの儚く繊細なシューゲイズ・サウンドが絶妙にマッチ

US・フィラデルフィアのシューゲイズ・バンド、Nothingが8月24日(金)にリリースする3枚目のフル・アルバム『Dance On The Blacktop』より、「Blue Line Baby」のMVを公開しました。

彼らの特徴と言えばメンバーそれぞれのバックボーンとして存在するハードコアからの影響を色濃く受けたシューゲイズ・サウンドでありますが、重たくノイジーなギター・リフで幕を開けるこの「Blue Line Baby」からもそんなハードコア譲りのコード進行が随所に見られると共に、フロントマンであるDomenic(Vo./Gt.)が抱える複雑な心境も垣間見えます。

彼は各メディアから称賛の声を集めた前作『Tired of Tomorrow』のリリース以降、精神的に不安定な時期を過ごしたそう。同曲で見せる暗くも繊細で美しいボーカルからは、そんな彼の心情がこれでもかと映し出されているように感じられます。

また、同曲のMVに登場するヒロインは、かの有名なシェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するOpheliaをイメージし、衣装はヴィンテージのMaison Margeliaのドレスを使用しているのだそう。幻想的なおとぎ話をテーマとしたこのビデオは、同曲で描かれているDomenicの複雑な心情をより引きたてると共に、この楽曲をひとつの「物語」として受け取って欲しいというバンドのメッセージが込められているのではないでしょうか。『Dance On The Blacktop』はこれまでの作品に比べ、一つひとつの楽曲が持つメッセージが強く、バンドとしての成熟が感じられる作品となっていそうです。

こちらは先行して公開されていた「Zero Day」のMV。

なお本作『Dance On The Blacktop』は、なんとプロデューサーにDinosaur Jr.やSonic Youthの作品を手がけたことでも知られるJohn Agnelloを迎えたのことで、個人的には前作以上にメインストリームへのアプローチを図っている予感がしています。

すでに公開されている2つの楽曲から判断すると、サウンド面ではシューゲイズ色の強い1stアルバム『Guilty of Everything』の頃に近い楽曲が主体となっていそうですが、前作で特徴的だったオルタナのエッセンスも捨てがたいなぁ、と。

もちろん、日本盤も前作同様〈Ice Grill$〉からのリリースが決まっており、再来日公演も期待したいところですね。


【リリース情報】

Nothing 『Dance On The Blacktop』
Release Date:2018.08.24 (Fri.)
Label:Ice Grill$
Cat.No.:IG088
Price:¥1800 + Tax
Tracklist:
01. Zero Day
02. Blue Line Baby
03. You Wind Me Up
04. Plastic Migraine
05. Us/We/are
06. Hail on Palace Pier
07. I Hate the Flowers
08. The Carpenter’s Son
09. (Hope) Is Just Another Word with a Hole in It

■Pre-order:https://store.relapse.com/b/nothing

Yuya Tamura

Curator

Yuya Tamura

I'm punk nerd. ポップ・パンク、ハードコア、エモが主戦場。 Webの仕事をしていますが音楽はアナログ派、現場主義です。

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