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Spotifyが2023年を賑わせた音楽やポッドキャストを振り返るランキングを発表


2023.11.29

Spotifyが2023年のシーンを賑わせた音楽やポッドキャストを振り返る世界と日本のランキングを発表した。

今年国内で最も再生された楽曲はYOASOBIの「アイドル」。同楽曲は国内楽曲として史上最速で2億回再生を突破したほか、2023年4月14日から7月21日にかけて3ヶ月以上にわたりSpotify Japanのデイリー・チャートで1位を独走。5位のTani Yuuki「W / X / Y」、9位の優里「ベテルギウス」、そして10位のSaucy Dog「シンデレラボーイ」は、いずれも2年連続でトップ10にエントリーしている。

国内で今年Spotify上から最もSNSにシェアされたアーティストはJO1。2位にはBE:FIRST、3位はINIが続き、昨年同様に強いファンダムを持つアーティストが上位を占めている。

国内で最も聴かれたアーティストはMrs. GREEN APPLEが輝いた。結成10周年を迎えた同グループは、今年1月にSpotifyでの総再生回数が10億回を突破している。2位はVaundyで、昨年の6位から躍進をみせた。トップ10のうち7組が2年連続でエントリーしており、楽曲がヒットすると長く聴かれ続け、他楽曲も同時に聴かれるようになるというストリーミングの特徴を反映した結果となった。

国内で最も聴かれたアルバムは2年連続で優里の『壱』、2位はVaundyの『strobo』で、いずれも2022年以前にリリースされたアルバムがランクイン。3位のMrs. GREEN APPLE『ANTENNA』は、アルバム収録曲の合間にアーティストが作品について語るトーク音声を収録した、Spotifyだけで楽しめるオリジナル・プレイリスト『Liner Voice+』も公開されている。

今年世界で最も聴かれた楽曲は、再生回数が16億回を突破したMiley Cyrusの「Flowers」となった。また、世界で最も聴かれたアーティストにはTaylor Swiftが輝いた。

海外で最も再生された日本の楽曲は、2年連続で藤井風「死ぬのがいいわ」となり、2位にはYOASOBIの「アイドル」、3位には米津玄師「KICK BACK」、4位にはimase「NIGHT DANCER」が続いている。「死ぬのがいいわ」はSpotifyでの総再生回数が4億7,000万回を超え、国内楽曲としてはYOASOBI「夜に駆ける」に次いで4億回再生を突破している。

3位の「KICK BACK」はアメリカを筆頭に海外でも広く聴かれ、2022年10月には“世界で一日に最も再生された楽曲ランキング”である「トップ50 – グローバル」に
国内アーティストとして初めてチャートインした。

海外で最も再生された国内アーティストの楽曲ランキングでは、これまでアニメ関連の楽曲がトップ10の過半数を占めていたが、今年はトップ10内では3曲のみとなっている。

今年海外で最も再生された日本のアーティストは3年連続でYOASOBIとなり、2位に藤井風、3位にXGが続いた。YOASOBIは「アイドル」の他にも「夜に駆ける」が2021年より3年連続で「海外で最も再生された国内楽曲」でトップ5入りをしており、国内のみならず海外リスナーにも長く聴かれ続けている。

3位のXGは「SHOOTING STAR」や「LEFT RIGHT」が世界各地でバイラル・ヒットを記録し、世界中で315万人以上がフォローするSpotifyの公式プレイリスト『Pop Rising』でも国内アーティストとして初めてカバーを飾った。

2023年に海外で最も聴かれた日本のSpotify公式プレイリストは『Anime Now』、2位は『This Is STUDIO GHIBLI -スタジオジブリ-』とアニメ関連が上位を占めた。3位にはLo-Fi/チル系の楽曲を集めた『Mellow Beats』が、また5位には日本の音楽の魅力を世界のリスナーに紹介する目的で今年5月にリリースした『Gacha Pop』が早くもランクイン。アニメだけでなく、日本のクールなポップ・カルチャーに関心が高まっていることが伺える結果となった。

また、Spotifyでは日本の音楽が特に顕著に聴かれている6つの国について、それぞれにおける国内楽曲の再生回数ランキングを今年初めて発表した。アメリカ、ブラジル、インド、インドネシアで藤井風「死ぬのがいいわ」が1位となり、フランスでは米津玄師「KICK BACK」、韓国ではYOASOBI「アイドル」がそれぞれ首位を飾った。

imase「NIGHT DANCER」は世界的なバイラル・ヒットの起点となった韓国とインドネシアで2位に輝いた。同楽曲は36の国と地域のバイラル・チャートにランクインしており、韓国と台湾ではそれぞれ1位と2位にまで上昇している。

さらに、世界で最も再生されたリリース年代別の国内楽曲も発表。70年代の楽曲では大貫妙子「4:00 A.M.」、80年代は泰葉「Fly-day Chinatown」となり、シティポップの名曲が引き続き世界で人気を博していることを示す結果となった。90年代は世界配信されたNetflixのオリジナル・ドラマへの起用でも話題となった宇多田ヒカル「First Love」が1位に輝いた。

なお、Spotifyは世界中のユーザーの聴取履歴から、自身のこの1年を振り返ることができる年末恒例企画『Spotifyまとめ 2023』を本日公開した。今年最も聴いたアーティストや楽曲、音楽ジャンルのほか、音楽再生時間、最も聴いたポッドキャスト番組などのデータをSpotifyアプリや特設サイト「Spotifyまとめ 20223」でチェックすることができる。さらに、今年よく聴いた曲を集めた自分だけのプレイリスト『My Top Songs 2023』も、ユーザーひとり一人に届けられている。

特設サイト「Spotifyまとめ 2023」

加えて、今年は初の試みとして、世界のトップ・アーティストから1年間サポートしてくれたファンに対する感謝を込めて、Spotifyトップ・リスナー限定グッズを「Spotifyまとめ2023」期間限定でオファーする企画も用意されている。日本からはXGが本企画に参加。対象となる参加アーティストのトップ・リスナーには、期間中Spotifyアプリ上で限定グッズの案内が表示される。

『Spotifyまとめ 2023』の公開に合わせて、12月1日(金)から3日(日)まで、東京・渋谷アンテナ21にて『Spotifyまとめ2023 ポップアップ・イベント』も開催決定。詳細はSpotify Japan公式X(Twitter)よりチェックを。

Spotify 日本オフィシャル・サイト


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