Miho Hatoriが本日1月22日(金)にリリースしたニュー・アルバム『Between Isekai and Slice of Life 〜異世界と日常の間に〜』より、「Tokyo Story」のMVが公開された。
「Tokyo Story」はアルバムの冒頭を飾る象徴的な作品。アルバム中、唯一日本語で歌われている楽曲で、異世界と日常が交差する東京の未来像、そして人間とAIの関係性を問いかける作品になっている。MVはNYとLAを拠点に活動するアーティスト、荒川医(Ei Arakawa)とMiho Hatoriが共同で監督を務めており、日本発の現代前衛アートの先駆けであるアート・フォームGUTAI(具体)に影響されたパフォーマンス・アートとして作られた映像作品となっている。
さらに、本作のリリースに先駆け、Miho HatoriがNY、東京はもちろん、世界各地から様々な友人、クリエイターなどのゲストを招き、音楽、アートなど幅広い話題について会話するトーク・プログラム『Black Lagoon Radio』が自身のYouTubeチャンネルにてスタート。初回ではアルバムのコンセプトを自身で語っている。こちらも合わせてチェックを。
【Miho Hatori コメント】
このビデオの協働監督、現代美術パフォーマンス・アーティストのEi Arakawa(荒川医)は、言っていました。
「このビデオのコンセプトは、108枚のマスクを脱ぐこと。」
108という数字は、仏教では、人間の煩悩の数です。除夜の鐘も、108回撞きます。
Ei Arakawaは、私の大好きな現代美術パフォーマンス・アーティストであり、また、 私もいままで、彼の作品(ベルリン・ビエンナーレ、アムステルダム市立美術館)に出演したり、ホイットニー美術館のキュレーション・プログラムで音楽を作ったり、色々とコラボをしてきました。アルバムのコンセプトの文脈を深く理解し、友達として私のことを理解してくれて、尚且つ、この歌詞の世界感にふさわしいコラボ相手は、えい君しか思い当たらなかったです!😆
この歌詞のインスピレーションは、友達の母親から。
彼女が、デパートの受付で道を尋ねたところ、話している途中に、その受付嬢は、AIだったと気付き、驚いたという話。
彼女は、自分がAIだったと判らず話し続けていたことに、とてもショックを受けたという、なんだか、未来の落語のような話でした。
最後に、この2021年、パンデミックは続いていますが、人間の意識はどこに向かっていくのでしょうか?
煩悩をどれだけ、脱ぎ捨てられるのか。それとも、脱ぎ捨てられないのか。
最後のシーンに、私たちの希望を込めて。❤️
Miho Hatori
【リリース情報】
Miho Hatori 『Between Isekai and Slice of Life 〜異世界と日常の間に〜』
Release Date:2021.01.22 (Fri.)
Tracklist:
1. Tokyo Story
2. Formula X
3. 19 Years Old
4. Bonaire
5. Don’t Be Cheap
6. Desire
7. My Phone
8. I Told Ya