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GROUP、およそ15年ぶりとなるニュー・アルバムをリリース 曽我部恵一、田我流らからのコメントも


2019.02.18

日本のポストロックの先駆者の一組にも数えられるインスト・バンド、GROUPがニュー・アルバム『Mikazuki』を4月10日(水)にリリースすることが発表された。

メンバーの脱退~交代を経て、現在はタケヒサ(Gt.)、イゲ(Gt.)、イシカワ(Ba.)、ハンチョー(Tp.)、ケンジー(Ss.)、テツロウ(Ds.)の6人からなるGROUP。前作『Before Turning Off the Light』以来およそ15年ぶり、通算3作目となる本作『Mikazuki』は、録音とミックスをskillkillsや幾何学模様などを手がける君島結(ツバメスタジオ)が担当している。

また、本作のリリースへ向けて、COMPUMA、曽我部恵一、田我流らからのコメントも到着している。


【COMPUMA コメント】

GROUPが聞ける幸せ。叙情、侘び寂び、気品と紳士的ジェントルな佇まい、メロディ、ハーモニー、テンポ、グルーヴ、それら全てが日々の生活と年月、時代との調和の中でより味わい深く彩られているようだ。柔らかで軽やかな詩情の音楽達。なんども、なんどでも、くりかえし、くりかえし、、、


【佐藤ビンゴ (VICE JAPAN, 54-71)】

15年ぶりの新作完成、おめでとうございます!GROUP以前からの活動もありながら、ここまで来ること自体、今の自分を振り返っても思うことではあるが、普通の感覚では、無理!と感じてしまう。持って生まれた好き心と出会いは止むものではない、ということなのか。いや、正体はベールに包まれているようではあるが、マゾヒストに違いない。真物であるがゆえの瘴気が行間から立ち上り、こちらの不能を嘲笑い、マゾヒストが変態であるとか何とかいうより、実に確かな営みの肌触りが伝わる。そんな素晴らしい音楽!勝手なことを言ってすみません!!


【曽我部恵一 コメント】

GROUPの演奏を聴いた夜に悪い夜はない。
その夜だけは、悲しみも些細な出来事も、あらゆるものが輝いて。


【田我流 コメント】

俺がGROUPを知ったのは18歳の多感な時だったと思う。その頃はPOSTROCKというジャンルが流行っていたのもあって購入した。一瞬で感情を掻きむしられるサウンドに魅了された。そして気がつけば毎日のサウンドトラックになっていった。曲をかけては色んな所に行き、当時好きだった女の事を思った。LIVEにも行った、そしていつかこんな大人達のように音楽に向き合い、素晴らしい曲を作りたいと思った。もはや言葉ない人生観にすらなった。それから十数年の時が流れ、GROUPのメンバーのケンさんと内田さんとは同じバンドのメンバーになった。GROUPとも対バンした。メンバーのBARにも酒を呑みにいった。

今思い返すと彼らの音楽に不思議な魔法がかけられていたんだと思う。それが俺に、今のお前は腐ってないか、クソな大人になっていないかと、音楽を愛してるかと問いかけていたからだ。

時は流れる、確実に。誰も止められない。誰にも本当に止められない。俺も成長し、変わって行った。
それでも事ある毎にGROUPのCDだけは聴き続けた。もう盤面も傷だらけで最近聴いたら記憶のようにSKIPして飛んでいた。

新しいCDを買おうと思っていた矢先のこの出来事だった。正直聴くのが怖くもあった。
まるでtrainspotting2が良くなかったらどうしようと思ったように。
でもそれは間違いだった。俺は進まなくちゃ行けないし、聴かなくちゃいけない。
一曲目で久々に音楽で涙が出ました。何も言う事なんてないです。これが聴きたかった。
先輩方、これからもまたずっと聴きます。そして応援してますし、LIVEに行きます。REALファンより


【リリース情報】

GROUP 『Mikazuki』
Release Date:2019.04.10 (Wed.)
Label:P-Vine

※全8曲収録予定

GROUP オフィシャル・サイト


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