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Balming Tiger、細野晴臣の名曲“熱帯夜”公式リイマジンドトラック発表


2025.11.11

Balming Tigerが細野晴臣の楽曲“熱帯夜”の公式リイマジンド(Reimagined)トラックを本日11月11日(火)にリリースした。

今年はNHKドラマ『東京サラダボウル』タイアップ楽曲、新しい学校のリーダーズとのコラボ楽曲、YaejiとのWシングルと、話題となる楽曲を立て続けにリリースしてきたオルタナティブK-POPグループ、Balming Tiger。また、今年2月には坂本龍一トリビュートフェス『RADIO SAKAMOTO Uday』にて来日しパフォーマンスを行うなど、YMOへのリスペクトも以前より公言している。

Balming Tiger

本作は細野晴臣のアルバム『トロピカルダンディー』発売50周年を記念したリイマジンドシリーズの一環であるリイマジンドアルバム『TROPICAL DANDY Reimagined』の第一弾先行シングル。制作を担当したBalming Tigerのメンバー・bj wnjn(ビージェイ・ウォンジン)は、プロジェクト開始直後からメンバーと共に『トロピカルダンディー』を最初から最後まで鑑賞し、中でも“熱帯夜”が最も強烈な印象として迫り、最初の瞬間から様々なアイデアが浮かび、自然とこの曲を担当することになったと明かした。

bj wnjnは原曲が持つ独特のグルーヴ感をより鮮明に表現することに集中し、アナログ特有の質感を維持するためデジタルプロセスを最小限に抑え、アナログ機器を中心に作業を進めた。制作過程でbj wnjnの頭に真っ先に浮かんだ名前はD’Angeloだった。特にアルバム『Voodoo』はbj wnjnの音楽人生において聖書のような存在だったという。今回の制作においてD’Angeloの音楽を再び精読し研究することができたと語っていた矢先、ミックス作業中にD’Angeloの訃報を受け大きな喪失感に沈んだが、彼が世を去る前にその音楽を再探究し再解釈する時間をとてたことが幸いだったと付け加えた。

一方、細野晴臣は当時“熱帯夜”を四畳半ほどの狭い部屋で書いたと回想する。これまでほとんど使われていなかった表現だったが、この時期から“熱帯夜”という言葉が日本社会で徐々に普及し始めたと振り返り、この曲が単なる夏の夜の情緒を超え、環境問題への思いを込めた歌でもあったと説明した。Balming Tigerによる“熱帯夜”のリイマジンドは、原曲の時代的感性と社会的メッセージを現代のサウンド感覚で再解釈した作品である。また、原作アートワークを機知に富んだ形で再構築したシングルアートワークにも注目を。

細野晴臣 ©ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)

そしてMVはBalming Tigerのメンバー・Jan’Qui(ジャンキ)が監督を務め、アートワークと“熱帯夜”の歌詞からインスピレーションを得て、千葉県にある小さな町と港で撮影された。タクシー運転手に扮するbj wnjnとそのストーリーが楽しめる作品となっている。


【リリース情報】


Balming Tiger, 細野晴臣『熱帯夜』
Release Date:2025.11.11 (Tue.)
Label:Balming Tiger, CAM
Tracklist:
1. 熱帯夜

配信リンク


【イベント情報】

『World Expo ’25 Tour in Japan』
2025年11月27日(木)大阪 Yogibo META VALLEY
2025年11月28日(金)東京 Spotify O-EAST

※両公演ともにチケットソールドアウト

Balming Tiger オフィシャルサイト


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