ノルウェー出身、未だ19歳という若きSSW、Pablo Muñozによるプロジェクト/バンド、boy pabloが新曲「Losing You」のMVを公開しました。
キュレーターのRyota Sutoくんも年間ベストに挙げていましたが、昨年リリースのEP『Roy Pablo』収録の「Everytime」のMVが大きくバズったことも記憶に新しいですが、今回の新曲では早くもそのインパクトを更新しそうな勢い。
風通しのいいバンド・サウンドや、どこかトロピカルなパーカッション使いはまさしく北欧ギター・ポップのお家芸と言ってもいいほど。そして、一聴して驚かされたのは、ギター、シンセ、そしてボーカルの高音域の処理。これが心地よすぎて毎回昇天しそうになります。
オールディーズな雰囲気も讃えるフック部分は、もちろんメロディ・センスも素晴らしいですが、同時に横に揺さぶる極上のグルーブも湛えています。バンド・メンバーは全員パブロの親友(つまりみんな同じくらいの年齢?)とのことですが、若いフレッシュな感性と、ベテラン・ポップ職人のような洗練さが同居する、非常に今日的な作品となっています。
また、先述の「Everytime」のMVと同様に、今回もそのヴィジュアル面もより一層研ぎ澄まされたセンスを感じさせます。ちょっといなたい雰囲気もおそらく計算。
「Everytime」ではAnti Social Social Clubのフーディーにhummelの短パンを履いていたPabloくん(メンバーにはPalaceのスウェット着用者も)、今回はFILAやUMBROのスウェットや色あせたジーンズを今風にバッチリと着こなしています。ビジュアル/ファッション面からも抜群のセンスを感じさせる逸材なので、今後もその動向を追い続けたいと思います!