Spincoasterの各キュレーターが選ぶ【2014年ベストトラック】特集、本日からスタートです！初日はdeidakuとmiyuataoが担当します。今年は曲単位でグッときたものがとても多く、シングル曲だけでなくアルバム収録曲にもお気に入りがたくさんありました。その中から、ここではシングル曲シバリでの2014年ベストトラックを発表したいと思います。
【No.5】OK Go / The Writing’s on the Wall
いつもアイデア豊富でDIY精神に満ちたミュージックビデオを届けてくれるOK Go。ドローンを使い2,200名以上のエキストラ(Perfumeの3人含む)が出演した「I Won’t Let You Down」も特大のバズを巻き起こしましたが、錯視アートを取り入れたこのビデオもインパクト大。でもビデオのクオリティだけでなく、まず楽曲自体が最高だと思います。
【No.4】The Smashing Pumpkins / Being Beige
イハもダーシーもジミーもいないスマパンなんて・・・90年代からのファンとしては、半ばそういった感情もありました。でもこの曲、『Mellon Collie & The Infinite Sadness』や『Adore』の頃の叙情性やメランコリックなムードを完全に取り戻しているではありませんか！2006年の再結成後の曲の中でも屈指の名曲。
【No.3】Lily Allen / Air Balloon
結婚・出産を経てシーンにカムバックしたリリー・アレン。Shellbackがプロデュースしたこの曲は、これまで見せてきた彼女の魅力の全てがギュッと詰まった超絶キャッチーなフックが盛りだくさん。一度聴いただけで耳にこびりついて離れなくなるほどの中毒性の高さ。
【No.2】TEMPURA KIDZ vs Charisma.com / ミイラキラー
元きゃりーきっず(きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサー)たちによる平均年齢15歳(2014年12月現在)のダンス・パフォーマンス・グループTEMPURA KIDZと、「現役OLラップ・デュオ」としてデビューしたCharisma.comとのコラボによる配信限定シングル。80年代後半～90年代前半あたりのダンス・ミュージックを彷彿させるダサかっこいいサウンドにのせて、双方が個性的なダンスと個性的なラップで真っ向勝負。Spincoasterでも過去に取り上げています。
【No.1】神聖かまってちゃん / ロボットノ夜
配信限定シングル。四つ打ちダンスビート、シューゲイザーばりのギターノイズ、念仏のように「あっ怖い」と繰り返されるピッチを上げたボーカル。これまでの神聖かまってちゃんにはなかった不穏なメロディも相俟って、彼ら史上最もダークで攻撃的な楽曲に仕上がっています。特に後半、轟音ウォール・オブ・サウンドとグリッチノイズとオリエンタルなピアノが絡み合うカオティックな展開は圧巻！
以上、deidakuの選んだ2014年のベスト・シングルでした。僕のブログPUBLIC IMAGE REPUBLICの方では、シングル以外の曲も含めたフルバージョンのベストトラックを近日中に公開します。こちらもどうぞよろしくお願いします！
（Text by deidaku）
