カリフォルニア州はサウザンドオークスを拠点に活動中のSSW、Angelo De Augustineが来年1月18日(金)に3枚目のフル・アルバムとなる『Tomb』を、Sufjan Stevens主宰レーベル〈Asthmatic Kitty Records〉よりリリースします。
アルバムの先行シングルとして公開された「Time」は、個人的に今秋一番の名曲だと思うので、紹介させてください。
アコースティック・ギターを軸としたシンプルな楽曲ですが、透き通るようなファルセットが美しく、そして心地良くじんわりと染み渡ってくるような魅力があります。彼の唄声やリリックはもちろん、楽曲の中でも印象的な口笛の音や、静かに鳴っているピアノの音色、そしてMVで抽象的に表現されている美しい景色を見ていると、どこかノスタルジックで切ない感情で満たされていくかのよう。
美しさと切なさが混じり合った、まさに“秋”という季節にピッタリの楽曲。近い将来、温暖化などの影響でこの儚い秋という季節がなくなってしまう日もくるかもしれませんが、もしかしたらこの曲を聴いて秋を思い出す、なんていうことが起こるかもしれませんね。
また、本作『Tomb』はSufjan Stevens、St. Vincent、Rhyeなどをプロデュースしたことでも知られるThomas Bartlettがプロデュースを担当し、NYのレコーディング・スタジオ「Reservoir Studios」でレコーディングされました。こちらの映像では、同スタジオにてレーベル・オーナーでもあるSufjan Stevensを迎え「Time」を演奏しています。
アルバムは全体を通して喪失感であったり、やり場のない感情を唄った作品に仕上がっているとのこと。今冬、どうしようもない気持ちをもしあなたが抱えていたら、このアルバムのことを思い出してみてください。
【リリース情報】
Angelo De Augustine 『Tomb』
Release Date:2019.01.18 (Fri.)
Label:Asthmatic Kitty Records
Tracklist:
1. Tomb
2. All To The Wind
3. You Needed Love, I Needed You
4. I Could Be Wrong
5. Tide
6. Kaitlin
7. Time
8. Somewhere Far Away From Home
9. Wanderer
10. A Good Man’s Light
11. Bird Has Flown
12. All Your Life