FEATURE

Best Tracks Of 2015 / Jun Hayashi


キュレーター&ファウンダー、Jun Hayashiによる2015年ベスト・トラック!

2015.12.28

5. High Tyde / Glow


(過去記事:High Tyde / Glow)

イギリスから突如現れたイキのいい若手バンドHigh Tyde(ハイタイド)。2000年代のロックシーンを牽引したArctic Monkeysを彷彿させられる爽快感抜群なサウンドは、今後の音楽シーンや、各地で開催される音楽フェスでも大いに会場を沸かせてくれるだろう。


4. D.A.N. / Ghana

サイケでアンビエント。国内から異彩を放ったバンドが頭角を現してきた、その名もD.A.N.(ダン)。特にゆらゆら帝国好きには自信を持ってお勧めしたい。同世代の国内のバンドThe fin.らと共に日本だけでなく世界を舞台に活躍が期待される。


3. hyukoh(혁오) / Comes And Goes


(過去記事:hyukoh (혁오) / Comes And Goes (와리가리))

韓国といえば世界最先端を走るEDMの認識が強く、どうしてもバンドアーティストの存在が目立たなかったのだが、本国で一気に大ブレイクを果たしたhyukoh(ヒョゴ)は、世界の音楽コア層も唸らせるであろうサウンドである。特に0:49〜の展開に注目して欲しい。


2. Léon / Tired of Talking

https://youtu.be/1v1xL0Epakc
(過去記事:Léon / Tired of Talking)

スウェーデン出身の新人シンガーソングライターLéon(レオン)。今年は英国の歌姫adeleの新作が世界の音楽シーンを賑わしたが、是非Léonにも通ずるものがあるので聴いて頂きたい。


1. LUST / Close


(過去記事:LUST / Close)

今年の9月に発表された、来年20年ぶりの再結成を果たすLushのニュースが個人的に一番ホットだったのだが、ポストLushともいえるLUSTのデビュー作が今年誕生したのは偶然にしては出来過ぎている。世界のシューゲイザー・シーンの新時代を切り開くニューカマーに是非注目して頂きたい。


Comment

【総括コメント】
去年は、ソウル&ファンク要素の強い楽曲を中心に選出していましたが、今年は幅広いジャンルで、イギリス、スウェーデン、韓国、日本の新人アーティストを選出しました。特に、アジア勢では2曲を選出しております。
毎年思うことではあるのですが、インターネットやスマホが普及すればするほど、音楽における国境も今まで以上になくなってきていると感じています。アジアのバンドが世界の音楽フェス(コーチェラ、グラストンベリー、Pitchforkフェスなど)でヘッドライナーに当たり前のようにラインナップされていく時代も徐々に近づいてきていると思います。その中でSpincoasterは、海外のホットなアーティストを国内に発信していくだけでなく、国内のホットなアーティストを海外に発信する役目も担っていきたいと考えております。2016年のSpincoasterにも是非ご期待ください。

【2015年ベスト邦楽10曲(KKbox)】
KKBOX×Time Out Tokyo連動企画「TOKYO MUSIC BOX」で、Spincoaster Music Barのメンバーで選曲させて頂いた2015年ベスト邦楽10曲も是非チェックしてみて下さい。今回のTOP5で紹介しきれなかった楽曲を多数選曲しております。
https://www.kkbox.com/jp/ja/playlist/9YE7MPExuyYIe2Teuf

【Spincoaster全体の活動を振り返って】
今年はSpincoasterを立ち上げて3年目の年。
Spincoaster発のMusic Barを作った年でもあり、WEBだけでなくリアルの場にも活動の幅を広げていきました。
動画サービスやサブスクリプションサービスなど、たくさんのWEBサービスが出てきたことによってより手軽に音楽に触れられることができるようになりましたが、一方で、アナログレコードや、音楽ライブ、フェスなどのリアルな体験ができるものに再び注目が集まり盛り上がってきています。Spincoasterは、音楽を通じたコミュニケーションを盛り上げていくべく、WEB、リアルに関わらずコミュニケーション体験を軸に様々な事業を展開していきます。2016年も新たな仕掛けをしていきますのでどうか暖かく見守って頂ければと思います。それでは引き続き来年もよろしくお願いいたします。



Spincoaster SNS