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Spincoaster BREAKOUT 2021


Spincoasterが今年ブレイクを予想する国内アーティスト10組を発表!

2021.01.28

毎年恒例、Spincoasterが期待の新人を選出する『NEXTCOMING 2021』に続いて、メインストリームでの活躍、マスレベルでの認知を獲得するであろうブレイク・アーティスト『BREAKOUT 2021』を発表します。

昨年は見事メジャー・デビューを果たした羊文学、2ndアルバム『DISTORTION』で野田洋次郎や小袋成彬、Tohji、Daichi YamamotoらとコラボしたkZm、『関ジャム 完全燃SHOW』にて蔦谷好位置の年間ベスト10に選出されたLucky kilimanjaro、待望の1stアルバム『明日は当然来ないでしょ』リリースでも話題を呼んだyonawoなどを選出させて頂いた本企画。

一言にブレイクと言ってもその基準は様々ですが、この『BREAKOUT』では下記のような項目を軸としています。

・複数の大型フェスに出演する
・主要音楽チャートの上位に食い込む
・地上波のテレビでも露出がある
・大型タイアップが展開される

コロナ禍の昨年、今年においては「大型フェスへの出演」の要項を満たすのは難しいかもしれませんが、こんなご時世だからこそ、才能溢れるアーティストたちによる活躍が世間を明るく照らしてくれることを願います。また、今回の『NEXTCOMING 2021』、『BREAKOUT 2021』と連動した、2021年要注目のアーティストをまとめたプレイリスト『SPOTLIGHT 2021』も公開中なので、こちらも合わせてチェックを!

Text by Takazumi Hosaka


  BREAKOUT 2021 選出アーティスト10組 ※A→Z順

  Doul

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音楽都市・福岡在住の17歳のアーティスト、Doul(ダウル)。昨年9月発表のデビュー曲「16yrs」が世界90ヵ国以上で再生され、USのビッグ・プレイリストからのピックアップ。InstagramでDiploからフォローされたことでも話題を呼んだ。作詞・作曲からスタイリング、ヘアメイク、映像、ヴィジュアルまで、すべての表現を自己プロデュースで手がけており、グローバルなトレンドを抑えたウェルメイドなサウンド、表現力豊かなボーカルはすでに完成されているような印象も受ける。先日発表されたSpotify『RADAR:Early Noise 2021』にも選出。


  どんぐりず

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群馬県桐生市を拠点とする森とチョモランマからなる2人組ユニット、どんぐりず。変幻自在のセンスと卓越したラップ/ボーカル・スキル、そしてウィットに富んだリリックを武器に支持を拡大。また、メンバー自らが監修、仲間たちと撮影を行うMVや、メンバーの森が手がけるアートワークなど、ビジュアル面でも大きな注目を集めている。昨年発表の最新曲「マインド魂」ではトリップホップ、UKドリル、グライムを想起させるような独自のサウンドを展開。昨年4月よりビクターエンタテインメントの新レーベル〈CONNECTUNE〉に所属している。


  Homecomings

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2012年結成、これまで3枚のアルバムをリリースし、台湾やイギリスなどでの海外ツアーや、4度に渡る『FUJI ROCK FESTIVAL』への出演など、着実に認知と支持を拡大させてきたHomecomings。90年代のアノラック・サウンド〜USインディ・シーンとリンクする音楽性を展開していた初期から、近年では日本語詞を取り入れるなど、よりエヴァーグリーンなポップスとしての強度の高い作品を発表。今春、ポニーキャニオン内〈IRORI Records〉より待望のメジャー・デビューを果たす。


  カネコアヤノ

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ライブ活動とコンスタントな作品リリースで着実に活動の規模をスケール・アップさせてきたSSW、カネコアヤノ。2019年には最新アルバム『燦々』と弾き語りによる再録アルバム『燦々 ひとりでに』を発表。アルバム『燦々』は『第12回CDショップ大賞2020大賞 <青>』に選出。また、昨年はKID FRESINOとのコラボ曲でも大きな注目を集めた。弾き語りはもちろん、林宏敏(ex. 踊ってばかりの国)、本村拓磨(Gateballers、ゆうらん船)、Bob(HAPPY)らを迎えたバンド編成でのライブ・パフォーマンスも高く評価されているほか、2019年には映画『わたしは光をにぎっている』の主題歌を担当した。


  Kroi

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2018年結成、5人組新世代ミクスチャー・バンド、Kroi。『SUMMER SONIC 2019』への出演、J-WAVE『SONAR TRAX』への選出をはじめ、『Spotify Early Noise Japan』カバー・アート起用など、高い注目を集めている。また音楽活動だけでなく、ファッション・モデルやデザイン、楽曲プロデュースなど、メンバーそれぞれが多様な活動を展開し、カルチャー・シーンへの発信を行う。1月27日(水)にはテレビ東京 水ドラ25『東京デザインが生まれる日』主題歌にも起用された「Page」を収録した初の全国流通盤3rd EP『STRUCTURE DECK』をリリース。


  クボタカイ

クボタカイ


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宮崎県出身、現在21歳、〈ROOFTOP〉所属のラッパー/プロデューサー。2017年より福岡を拠点に活動し、2019年3月に自主制作EP『305』をリリースし、4度の再販も全て即完売。NHK『#ジューダイ』のラップ企画にて当時ラップ歴3ヶ月ながら優勝、国内最大級のMCバトル『KING OF KINGS』西日本選抜など、フリースタイル・ラップでも頭角を現している。2019年12月には1st EP『明星』をリリース。収録曲「ベッドタイムキャンディー2号」「せいかつ」が話題となり、各種チャートにランクイン。そして2020年12月に約9ヶ月ぶりとなる待望のシングル「MENOU」、2021年1月に「MIDNIGHT DANCING」をリリース。


  LEX

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神奈川県湘南エリア出身、2002年生まれの新世代アーティスト、LEX。SoundCloudでの楽曲発表を経て、2019年4月に1stアルバム『LEX DAY GAMES 4』発表。Red Bullのサイファー企画『RASEN』への参加やライブでの爆発的なパフォーマンスで勢いを増していく。同年12月には2ndアルバム『!!!』を、そして2020年にはEP『NEXT』、総勢15組のゲスト・アーティストを招いた3rdアルバム『LiFE』と次々と作品をリリース。天性のメロウ・ボイスと、幅広いトラックを乗りこなすラップ/ボーカル・スキルでティーン世代を中心に大きな支持を獲得している。


  (sic)boy

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オルタナティブ、エモ、ラウド・ロックの要素や日本のロック・シーンに代表されるようなメロディアスな歌い回しをヒップホップに落とし込んだスタイルで注目を集める新鋭、(sic)boy。Soundcloud上で公開された楽曲の強度の高さが話題を呼び、活動をスタート。昨年はANARCHY、SALU、BADHOP、kiLLaなどへの楽曲提供で知られるDJ/プロデューサー・KMとのコラボEP『(sic)’s sense』、同じくコラボ・アルバム『CHAOS TAPE』をリリース。vividboooyやJUBEE、LEX、Only Uといった気鋭のアーティストらの参加も話題を呼んだ。


  空音

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2001年生まれ、兵庫県・尼崎市在住の若きラッパー・空音。ヒット曲「Hug feat. kojikoji」収録の1stアルバム『Fantasy club』(2019年)に続いて昨年はなんと2ndアルバム『19FACT』、3rdアルバム『TREASURE BOX』と2作のアルバムをリリース。後者ではクリープハイプやTENDREとのコラボ作も収録、さらにShawn Mendesのカバー企画にも参加するなど、ヒップホップの枠を飛び出し、幅広いリスナーからの支持を獲得している。昨年、Spincoaster『NEXT COMING』へ選出。


  ぜったくん

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東京・町田出身のラッパー/プロデューサー/SSW、ぜったくん。2018年、Lastrum主催の新人オーディション『ニューカマー発見伝』にてグランプリを受賞。2019年7月に1stシングル『Catch me, Flag!!?』をリリース後、2020年3月には6曲入り1st EP『Bed TriP ep』を発表。盟友・SUKISHAとのコラボ作『Sketch Simply』を経て、同年10月にメジャー1stシングル「Midnight Call feat. KojiKoji」をリリース。また、ポカリスエットCM『ポカリNEO合唱』篇の作詞を手がけるなど、作家/コンポーザーとしての動きにも期待が高まる。


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