昨年、YOSAとTARRがレジデントを務める人気パーティ“MODERN DISCO”にて初来日を果たしたことも記憶に新しいSG Lewisと、昨年「Pretty Girl」で大きなバズを獲得した米ボストン出身の宅録SSW、Claire Cottrillによるプロジェクト・Clairoがコラボ曲「Better」をリリースしました。
ロンドンを拠点に活動する、現在21歳のプロデューサー/DJのSG Lewisは、これまでにDisclosureのサポートを務めたり、Jessie Wareのシングル「You & I (Forever)」をリミックスしたことで、UKのハウス/クラブ・ミュージック・シーンを盛り上げる〈PMR Records〉の仲間入りを果たすことに。今年4月には3部作プロジェクト『Dusk、Dark、Dawn』の第一弾として、6曲入りのEP『Dusk』をリリースしています。
一方Clairoは、2014年頃からBandcampに作品をUPしている未だ19歳(8月で20歳に)のSSW。先述の通り、昨年一気にSNSにて注目を集め、今年5月にはFaderのレーベルからオフィシャル1st EP『diary 001』をリリース。アイルランドのラッパー・Rejjie Snowが客演したほか、プロデューサー陣には〈PC Music〉のDanny L Harleなどもクレジットされており、洗練と素朴さの同居するフレッシュな傑作としてこちらも大きな話題を集めました。
そんな若き才能同士のコラボレーションとなる本楽曲。若干タメの効いたビートは4つ打ちを基盤としながらも、ヒップホップやファンク的なサウンドとも接続するかのよう。そしてClairoのボーカルはこれまでよりも一層大人びた、艷やかな魅力を放っています。控えめながらもドリーミーなトラック、そしてClairoが爽やかなメロディが組み合わさった、今夏のアンセムのひとつになりそうな予感。
Clairoのコメントによると、SG Lewisと初めて会った日にこの曲は作られたそう。「Sam(SG Lewis)は私が知る限り最も才能のあるプロデューサーのひとり」と絶賛するだけでなく、「この曲は私にとって、初めて本当の意味での“ポップ・ミュージック”を作ったひとつのステップだと思う。このコラボは天国のようなマッチングを感じさせるわ」と語っています。(Via.CLASH)
客演ではなく連名名義であるのがなんとも頼もしいですね。今後も両者の動きから目が離せないことになりそうです。