世界最大級の野外フェス、“Coachella”のプレイリストを聴いていたら出会ったメキシコの5人組バンド、Señor Kinoを紹介します。
USインディ由来のガレージ・ロックに、スペイン語特有の巻き舌ボーカルが乗っかるのが何だか新鮮。直線的なビートとリヴァーブ深めのギター・サウンドは、まさしくDIIVやBeach Fossilsを想起させるようなもの。しかし、それと同時に終盤のヒートアップしたガレージ感は、めちゃくちゃ砕けた言い方をしてしまえば、「メキシコ版TENDOUJI」のような印象も受けます。
Yogee New Wavesやnever young beach辺りが好きな層にもドンピシャなのでは。よく見たらギターの人はどこかYogeeの角舘健悟っぽいかも。これはインターネットの普及により、世界中で感性を共有する若者が同時的に現れるようになった証拠ではないでしょうか。個人的に、フィジカル・リリースしたら〈FLAKE RECORDS〉で取り扱ってほしい……!