インターネットでの活動からその名を浸透させ、数々のコラボレーションワークや映画への楽曲提供などでも話題になった20歳の宅録女子、ラブリーサマーちゃん(通称ラブサマちゃん)。
先日、シングル「ベッドルームの夢」を配信リリース&MVを公開。さらに同曲が単独名義では初となるフィジカル作品『ベッドルームの夢 e.p.』として9月9日にリリースされることが決まり、それに先駆けて今月31日にはワンマンライブも開催……と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで快進撃を続けている。
そんな彼女が今回選んでくれたのは「自分の可能性を広げてくれた」という三曲。
先述の話題曲「ベッドルームの夢」を未聴の方は、下のMVもあわせてチェックしてみてほしい! (text by Matsutake)
1. the brilliant green / 長いため息のように
https://www.youtube.com/watch?v=_bwOYIan0wY
この曲を聞いた時、頭をドカンと殴られたようなショックを受けて、それから音楽に徐々にのめり込むようになっていました。気怠そうなボーカル、ブリットポップなギター、ミドルテンポの名曲すぎるメロディー、内向的な歌詞とどれを取っても最高です。
2. DIIV / How Long Have You Known?
この曲が入っているOshinというアルバムに出会ってインディーロックに目覚め、私が音楽をやることになったときはインディーロックやドリームポップをやろうと決心しました。はじめて聞いた時、「この音像は何!?こんな気持ちの良い音楽があったのか」とびっくりしました。とにかくリバーブが気持ち良いのとメロディーが美しくて恍惚とさせられます。
3. 神聖かまってちゃん / ロックンロールは鳴りやまないっ
https://www.youtube.com/watch?v=W4idDZP5XFM
中高生の時かなり鬱っぽかったのですが、そんなときにこの曲が入ったアルバムに出会いました。神聖かまってちゃんほどエネルギーが爆発して意味が分からなくなっているバンドをその時まで見たことがなかったので、こんなやり方もありなんだと思い知らされました。鬱憤を吹き飛ばしてくれたり、やるせない気持ちに寄り添ってくれたり、私がどうしようもなかったときに勝手に救われた様な気持ちになっていました。今でもメロディーのポップさやサイケでローファイな魅力の虜です。
Message
好きな曲や影響を受けたであろう曲は挙げればキリが無いので、ここでは「こんなのもありなんだ」と私の可能性を広げてくれた曲を挙げさせて頂きました。
アンダーグラウンドからピックアップした曲というよりは、スタンダードな曲を選んでしまいましたが私はこの三曲にとても感謝しています。
ハッとさせられるような良い音楽との出会いがこれからも沢山ありますように!
Profile
ラブリーサマーちゃん
1995年生まれ 都内在住20歳の女子。
2013年の夏より自宅で音楽制作を開始し、インターネット上に音源を公開。サウンドクラウドやツイッターを中心に話題を呼んだ。
9月9日には自身の単独名義で初となるCD、『ベッドルームの夢EP』が発売される。
HP | Twitter | SoundCloud