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Rootscoaster Vol. 171 / Kvi Baba


時代の空気を切り取るラッパー/SSW・Kvi Baba。彼の音楽人生におけるルーツを訊いた

2019.09.26

1999年生まれの新世代ラッパー/新世代・Kvi Babaが9月25日(水)に1stアルバム『KVI BABA』をリリースした。

BAD HOPやKANDYTOWN、SKY-HI、田我流の作品も手がけるDJ/プロデューサーのKMが手がけたデビューEP『Natural Born Pain』でシーンに躍り出たKvi Baba。その後もBACHLOGICプロデュースによる2nd EP『19』を発表し、同じく新世代のアーティストとして注目を集めるJUN INAGAWAによるアートワークも相まり、時代の空気感を切り取ったかのようなエモーショナルなその作品群は急速的にシーンでの注目度を高めた。

ZORNやSALUといったベテランからeillといった同世代とのコラボも果たしつつ、先日はSpincoaster主催『SPIN.DISCOVERY Vol.12』でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたKvi Baba。今回はそんな彼の音楽性やパーソナリティを解き明かすべく、自身のルーツとなった楽曲を挙げてもらった。

(Text By Takazumi Hosaka)


1. WZRD / Teleport 2 Me,Jamie

高校生の時に出会った曲。幻想的だし、リアリティーも感じる。未来も過去も感じる。温もりも冷たさも。心を広く持たしてくれる。


2. 秦基博 / 朝が来る前に

眠れない夜によく聞いてた。失った人を探してしまう。けど、僕に優しさを教えてくれる。とても大切な曲。


3. Coldplay / Don’t Panic

この曲は、幼少期から今もずっと大好きな曲、落ち込んだり、迷った時によく聞く。途絶えたように見える道も続いてると信じれる。


Message

この3曲だけで僕がどういう人間なのかを理解することはできないと思いますが、ここに挙げた楽曲は、皆さんが自分自身と向き合ったり、新たな心を知れるきっかけになれる曲たちだと僕は思います。楽しんでください。


Profile

1999年生まれ20歳、大阪・茨木出身のラッパー/シンガー・ソングライター。2017年よりSoundCloud上で立て続けに楽曲を発表し音楽活動をスタート。トラップ、クラウド・ラップ、オルタナティブ・ロックから影響を受けたというメロディックなラップ・スタイルと、内省的かつ鬱屈した心情を歌ったリリックが特徴。2019年2月に新鋭プロデューサー/DJ・KMと手がけた1st EP『Natural Born Pain』とBACHLOGICが全ての楽曲を手がけ、SALU、Minchanbaby、KLOOZ、BACHLOGICなどが客演で参加した2nd EP『19』を立て続けにリリース。Apple Music『今週のNew Artist』やデビュー曲「Feel the Moon」のMVがスペースシャワーTVの『Power Push』に選出されるなど業界内でも高い注目を集めている。エモーショナルという言葉がジャストにフィットしたアーティストである。

Kvi Baba オフィシャル・サイト


【リリース情報】

Kvi Baba 『KVI BABA』
Release Date:2019.09.25 (Wed.)
Label:ForTune Farm
Tracklist:
1. Crystal Cry
2. Life is Short
3. Rusty Man feat. 鋼田テフロン
4. Nobody Can Love Me
5. Cheat on Me
6. Humanity
7. Decide
8. Hope
9. All Things are Fate


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