FEATURE

Rootscoaster Vol. 164 / RICK NOVA


新作EPも好評な若きニュー・カマー・RICK NOVA。新世代によるヒップホップ・シーンでメキメキと頭角を表す彼に影響を与える3曲とは

2018.10.11

東京を拠点に活動する若き新鋭、RICK NOVAが新作EP『Unknown Paradise』を10月3日(水)にリリースした。

Taeyoung Boy、kkとのヒップホップ・クルー、MSN(メセン)での活動や、Weny Dacilloを始め、MATO、釈迦坊主、maco maretsらとの共演でその認知を拡大させてきたRICK NOVA。

今作には若手シンガー注目株のYo-Seaや、先述のWeny Dacilloが客演参加。他にもWeny率いるクルー、Tokyo Young VisionからFox 4g、お台場を拠点とするNormcore BoyzからYoung Dalu、Spadaが名を連ねており、RICK NOVAと交流の深いアーティストが集結した作品となっている。今日的なメロディアスなフロウや、ドリーミーなトラックからトロピカルなサウンドまで、一筋縄では括れない魅力を放っている。

そんな新星・RICK NOVAのルーツを探るべく、今回はRootscoasterに登場してもらうことに。果たして、彼の音楽活動に影響を及ぼす3曲とは……?

(Text By Takazumi Hosaka)


1. Janet Jackson / Got Till It’s Gone

小さい頃、お父さんの車に乗ってどこか行く時なぜかいつも曇りか雨の日で、その時によく車でかかっていた曲ですね。リリックもそうなんですが、こういう強い思い入れのある曲を聴くとグッときてしまうものがありますね。たまに聴くと毎回、感極まりそうになります。


2. DEAN / love ft. Syd

この曲の疾走感と浮遊感が併せ持つ力に圧倒されました。4シーズンいつでも聴けて最近もまた移動中にずっと聴いています。歩きながら聴いてるだけで楽曲の制作意欲がガンガン湧いてきますね。


3. BlocBoy JB / Look Alive

最初この曲を聴いた時は、とてもびっくりしました。完全にいい意味で中毒症状を引き起こすとてつもない楽曲です。


Message

10月3日(水)にNew EP『Unknown Paradise』をリリースしました。上手くいかないことやなんとも言えない毎日を早く変えていかなきゃいけないと思った気持ちを書いた曲や、“人から人への感染”、“極楽都市”、“ゴリラ”などの普段自分が感慨深く思っている事柄を楽曲にしました。いろんな人に聴いてもらいたいので是非ともチェックよろしくです!


Profile

RICK NOVA

不思議でどこか愉快。そんな彼が創造する音楽は、言葉では表現しきれない程の複雑なパズルのピースをハメ合わせて作られている様だ。そしてシンプルに突き刺さるリリックを用いて独自の言葉遣いで己の価値観を提示する表現者でもある。

1st EPである『C.C.C(Chameleon Changing Color)』は、喜怒哀楽を上手く表現し絶妙な雰囲気を落とし込んだ作品として多くの支持を得た。 ソロ活動の他にMSN(メセン)、GS(ゴールド・ストリングス)のメンバーとしても活動をしており、多くのアーティストとコラボレーションを果たすなど、多岐にわたって活躍をしている。常に独特な世界観を生み出し、唯一無二なスタイルを武器に様々な場で勢力的に活動をしている。

■RICK NOVA:TwitterInstagramSoundCloud


【リリース情報】

RICK NOVA 『Unknown Paradise』
Release Date:2018.10.03 (Wed.)
Label:Manhattan Recordings
Cat.No.:LEXCD18017
Price:¥1,200 + Tax
Tracklist:
1. ALL NIGHT feat. Fox 4g, Young Dalu & Spada
2. なんとも言えない。
3. Virus
4. Refreshing feat. Weny Dacillo & YUNGYU
5. Johnson
6. UE feat. Yo-Sea
7. UE feat. Yo-Sea (RhymeTube Remix)


Spincoaster SNS