FEATURE

Rootscoaster Vol .150 / 前田拓也 a.k.a.Scarf (Scarf & the SuspenderS)


凄腕プレイヤーが集うScarf & the SuspenderS。そのフロントマンのルーツ、そして「コイサーMUSIC」の原点を紐解く

2018.03.02

3月4日(日)開催、“SPIN.DISCOVERY Vol.06”まであと3日。今回は近年大きな盛り上がりをみせる“ヒップホップ”に焦点を絞り、同ジャンルの中でもとびきりフレッシュな新世代アクトが集結します。

先日、Taeyoung Boy、SUSHIBOYSのFARMHOUSEがRootscoasterに登場しましたが、今回はScarf & the SuspenderSより、MCを務める前田拓也 a.k.a.Scarf(写真中央)がそのルーツを語ってくれます。

堂々たるパフォーマンスと、切れ味鋭いフロウを放つ彼は、果たしてどのような音楽から影響を受けてきたのか。「コイサーMUSIC」の原点を紐解きます。

(Text By Takazumi Hosaka)


1. 光田康典 / 風の憧憬

https://youtu.be/pDgflOcHNnM

僕の“好き”が全て入っていると言っても過言ではない曲です。SFC円熟期に発売されたゲームソフト『クロノトリガー』の作中で流れる曲なのですが、当時この曲をループで聴いていたいがためにコントローラーを放置してました(笑)。
哀愁感、温度感、共に10兆点出てしまってます。この曲の一番良いリスニング環境は無論実際にゲームをPLAYしながら聴く事です。他にもクロノトリガーの曲は名曲揃いで、2010年にはWiz Khalifaが同作中で使われる「サラのテーマ」をサンプリングした曲「Never Been」を発表したりもしてました。クロノの曲をサンプリングしたくなる気持ちは万国共通です(非常にセンスを問われますが)。こちらも素晴らしい曲ですので、ここに併記させて頂きます。


2. THE BLUE HEARTS / 少年の詩

中1の時に友達がお勧めの曲をMDに入れてくれたんですね。EMINEMで固められたそのMDの最後に、この曲がぶち込まれてました。一回止まって、考えて、歌詞ヤバすぎるやろ!! ってなりました。歌詞の一文「そしてナイフを持って立ってた」っていうのは、パンチライン中のパンチラインでした。言葉を扱う上で受けた影響は計り知れないですね。最終的にはEMINEMよりも聴いたんじゃないかと思います。少年の脳内にナイフの様に突き刺さってきました。


3. かせきさいだぁ / じゃっ夏なんで

その言葉の持つ美しい世界観に引き込まれました。もちろん僕はこの曲に対してリアルタイムではないんですけど、その時に聴いていたどのRAPとも違うオリジナリティを感じました。みんなと同じテーマを扱うにしても、どういった言葉で何をどう切り取るか。そのセンスの大切さと可能性を学ばせて頂きました。日本語でしか表現成しえないであろう“夏”の曲、脱帽です。同じアルバムに収録されている「冬へと走りだそう 再び」と共に季節が巡ってきたら毎年聴きたくなります。


Message

今回は日本の曲ばかりの選出となりました。影響を受けた曲は沢山あって迷いましたが、やはり言葉の遊び方や運び方が素敵な人には惹かれます。僕も自分のリリックの中に遊びを忍ばしたりしてるので、声を音として捉える聴き方をされる方にも“言葉”として聞き耳を立てていただけますと嬉しく思います。今回は僕らのことをより多くの人に知って頂ける良い機会を恵んで頂きました。ニヤリさす音を耳元に届けに参りますので、一つよろしくお願いいたします。コイサーMUSIC!!!


Profile

Scarf & the SuspenderS
(Key:井上惇志 /Ds:ヒロセヒロユキ / MC:前田拓也 a.k.a Scarf / WoodBass:Little Woody / Gt:福永知史)

2014年末より都内を中心に活動を開始。ライブ・パフォーマンスはオルタナティブかつソウルフルで、クラウドたちから高い評価を得ており、自身で主催する隔月定期イベント“One more step!!”@ 渋谷 club asiaは400人以上を動員するまでに成長させた。
また、SPACE SHOWER MUSIC主催イベント“singles ~ more good music ~”@下北沢club 251では満員のなかトリをつとめるなど多方面から注目を集めており、これからのシーンに大きな足跡を残す事は確実である。

■オフィシャル・サイト:http://www.scarf-suspenders.com/


【リリース情報】

Scarf & the SuspenderS 『Invitation』
Release Date:2017.11.22 (Wed.)
Cat.No.:PECF-3193
Price:¥1,500 + Tax)
Tracklist
1. K.I.K.E
2. スカーフとトワレ
3. みえる
4. 行動
5. テンポ
6. 嗚呼


【イベント情報】

Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.06”
日時:2018年3月4日(日) OPEN 17:15 / START 18:00
会場:表参道 WALL&WALL
出演:
glitsmotel (唾奇×HANG)
SUSHIBOYS
Taeyoung Boy
Scarf & the SuspenderS

チケット:
早割:¥3,000 ※SOLD OUT
一般:¥3,500
当日:¥3,900

■イベント詳細://spin-discovery-vol-06

■チケット購入URL:spindiscovery06.peatix.com


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