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SPIN.DISCOVERY Vol.06 出演アーティスト 1. Scarf & the SuspenderS


This Is コイサー Music――クールかつスタイリッシュ。そしていぶし銀な魅力に溢れる5人組の魅力を探る

2018.02.20

3月4日(日)に表参道WALL & WALLで開催するSpincoaster主催イベント、“SPIN.DISCOVERY”。
第6回目となる今回は、近年大きな盛り上がりをみせるヒップホップに焦点を当て、同ジャンル内でもとりわけフレッシュな新世代たちを招聘します。

出演者紹介の第一弾として紹介させてもらうのは、2014年末より都内を中心に活動するScarf & the SuspenderS(スカーフ&ザ・サスペンダーズ)。
深夜路上のフリー・スタイルで鍛えたMC・前田拓也 a.k.a. スカーフを筆頭に、showmoreとしても活躍する井上惇志(Key.)や、ウッドベースを自在に操り、Liquidとしての活動でも知られるLittle Woody、NYで本格的にドラムを修業した人力ビートメイカー・ヒロセヒロユキ(なんとZildjianとエンドースメント契約を結んでいるそう!)、田我流やチプルソとのコラボも話題となったLainy J Grooveのフィンガーピッキング・ギタリスト/作編曲家の福永知史からなる5人組。

昨年11月にリリースされたデビューEP『Invitation』からのリード曲「K.I.K.E」は、イントロから唸るウッドベースがジャジーな雰囲気を演出しながらも、疾走感溢れるバンド・サウンドが抜群にキャッチーな一曲。
ブレイクの部分に顕著な通り、音の差し引き具合も絶妙で、各プレイヤーのポテンシャルの高さを感じさせつつも、全体としてはタイトかつポップにまとめる辺りも、確かなセンスが伺えます。

同じく『Invitation』からMVが公開されている「スカーフとトワレ」は、落ち着いたテンポ感で聴かせるアーバン・メロウな一曲。ジワジワと熱を帯びてくるかのように、終盤へ向けて高まっていくテンション感がたまりません。

生音で、ジャズのエッセンスも散りばめたヒップホップという点で、SANABAGUN.や韻シストなどとリンクする部分も大いにありますが、このいぶし銀なカッコよさ、そしてクールかつスタイリッシュなサウンドなど、確かな個性も感じられます。

WEB上にUPされているライブ映像を観る限り、やはりライブも間違いなさそう。というか、むしろライブでこそ真価を発揮するのではないでしょうか。
自身が主催し、渋谷 club asiaにて400人以上を動員するまでに成長させた“One more step!!”のライブ映像では、その熱量の高い演奏と、堂々たる立ち振る舞いが確認できます。

今回の“SPIN.DISCOVERY Vol.06”では唯一のバンド編成ということで、きっとイベントの雰囲気に風穴を開けてくれることでしょう。Scarf & the SuspenderS、お見逃しなく。

Text by Takazumi Hosaka


【イベント情報】

Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.06”
日時:2018年3月4日(日) OPEN 17:15 / START 18:00
会場:表参道 WALL&WALL
出演:
glitsmotel (唾奇×HANG)
SUSHIBOYS
Taeyoung Boy
Scarf & the SuspenderS

チケット:
早割:¥3,000 ※SOLD OUT
一般:¥3,500

■イベント詳細://spin-discovery-vol-06

■チケット購入URL:spindiscovery06.peatix.com


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