これまでにもRhye(ライ)の楽曲は多くのアーティストにリミックスされている。例えば、2013年にリリースされたデビューアルバム『Woman』からシングル・カットされた「Open」では、Ryan HemsworthやSOHNらがリミキサーとしてクレジットされていた。いずれもRhye独特の冷たいタッチをリスペクトしつつ、それぞれの作家性を活かした快作ばかりであった(特にRyan Hemsworthのリミックス)。
そしてつい先日、最新作『Blood』のリミックス盤も作成中であることが発表された。それに先んじて、LAのプロデューサー・RY Xの「Waste」、Moon Bootsと Mano Le Toughによる「Taste」のリミックスが、それぞれ3曲リリース。各々異なる解釈のハウス・ミュージックを提示した。
後続は11月16日(金)にリリースされるという。Jacques GreeneやLittle Dragonも名を連ねており、期待値は高まるばかりだ。現時点ではRY Xの「Waste」が個人的には好みである。どこかベルリンの退廃的な風景を思わせるMVも相まって、ダークなハウス好きな身としては脊髄反射で恋に落ちてしまう。
せっかくなので、現在明らかになっている3曲はSpotifyのリンクを貼っておこう。1粒で3度美味しいハウスの詰め合わせ。