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REPORT / ENBAN TOKYO


“東京の"KAWAII"を世界に”――インスタ・マガジン『ENBAN TOKYO』初イベントが提示した自由なスピリット

2019.07.23

今年2月にローンチし、以降可愛さと毒々しさと格好良さが入り交じるエッジィな写真を次々と投稿するインスタ・マガジン『ENBAN TOKYO』

マガジンによると「東京のKAWAIIを世界に。東京らしさ、“渋谷らしさ”のカルチャーを拡散することを目的とし、枠に捉われないそれぞれのKAWAIIを発信しています」とのことだが、その多くは未だ謎に包まれている。そんな『ENBAN TOKYO』が初の主催イベントを6月21日(金)の深夜に東京・渋谷Gladで開催した。


今回のイベントでは、ライブ・アクトとしてNo Buses、submerse、xiangyu、machìnaの4組が、DJアクトとしてRHYME、YonYon、TOMMY(BOY)の計7組のアーティストが出演。

インディ・ロックやビッグ・ビートを中心としたRHYMEのダイナミックなDJから始まり、No Busesの骨太で荒々しくもクールなライブ・パフォーマンス、submerseによるビート・ミュージック、ヒップホップ、アンビエントなどを融合させたハイブリッドなライブ・セット、アグレッシブなパフォーマンスと親近感溢れるMCで会場を沸かしたxiangyu、ヒップホップを中心とした選曲で会場の音楽好きを大いに踊らせたYonYon、モジュラー・シンセやカオスパッドを駆使し、この日最もディープな瞬間を作ったmachìna、そしてJ-POPの超有名曲などを混ぜながらも鬼気迫るプレイで最後を締めくくったTOMMYまで、音楽性も国籍も様々で、一見するとバラバラなようにも思えたこのラインナップ。しかし、それぞれのカッティング・エッジな個性やステージ上での佇まいには、『ENBAN TOKYO』のスピリットに通ずる精神性を感じ取ることができた。

また、『ENBAN TOKYO』の世界観に共鳴するように、会場にはファッショナブルで感度の高いオーディエンスの姿を多く見受けられた。ここではそれぞれが自由なファッションを身にまとい、自由に音楽を楽しみ、自由に振る舞う。“みんな違ってみんなKAWAII”、そんなマガジンからのメッセージを体現するようなパーティとなっていた。


『ENBAN TOKYO』は音楽、ファッション、アートなどカルチャーを軸にしたコミュニティの形成を目指していくという。ENBAN TOKYOのこれからの展開にも注目したい。

ENBAN TOKYO Instagram

Text by Nojima
Photo by 遥南 碧

  RHYME


  No Buses


  submerse


  xiangyu


  YonYon


  machìna


  TOMMY(BOY)



【イベント情報】

ENBAN TOKYO
日時:2019年6月21日(金)
会場:東京・渋谷Glad
出演:
[LIVE]
machìna
No Buses
submerse
xiangyu

[DJ]
RHYME
TOMMY(BOY)
YonYon

主催:ENBAN TOKYO
協力:BOY / Spincoaster

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