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South Penguin、1st AL『Y』本日リリース ミツメ・nakayaan、VIDEOTAPEMUSIC、butajiによる推薦コメントも


2019.08.02

東京を拠点とするインディ・バンド、South Penguinが「美しさ」をテーマにした1stアルバム『Y』を本日8月2日(水)にリリース。tofubeats、クマガイタイキ(Helsinki Lambda Club/Group2)、近藤大彗(No Buses)、清水祐也(Monchicon!)、松㟢翔平、本秀康に引き続き、nakayaan(ミツメ)、VIDEOTAPEMUSIC、butajiによる推薦コメントも到着した。

https://www.youtube.com/watch?v=mX8zhwN5O88

https://www.youtube.com/watch?v=Cw5EvcdJZx8

憧れのConnan Mockasinから「Mac DeMarcoとスピードの遅いバスで追いかけっこしているみたいだ」と評された東京インディ・シーンのアウトサイダー、South Penguin。2016年にデビューEP『alaska』をリリースし、それに伴いライブ活動を開始するや否や、同年の『FUJI ROCK FESTIVAL’16』内「ROOKIE A GO-GO」へ出演を果たし、大きな注目を集めることに。翌年2017年には2nd ep『house』をリリースし、今年1月、2月には『idol』、『alpaca』とシングルを2ヶ月連続で発表している。

サポート・メンバーには過去にYogee New Wavesのサポートも務めたニカホヨシオ、折坂悠太(合奏)のメンバーでもある宮坂遼太郎ら、シーンの重要人物たちが参加。EPに収録されていた楽曲「ame」「alaska」も新録音源として収録されるほか、先行シングル「alpaca」は新たにリマスタリングを敢行している。

また、「air」にはゲスト・アーティストとして2019年春にリリースしたアルバム『Dos City』でジャパニーズ・ヒップホップ・シーンの話題をさらったDos Monosから荘子itが客演参加。意外性と組み合わせの妙を実現している。

さらに、ペンギンとアルパカが印象的なカバー・イラストはマチダヒロチカによるもの。プロデュース、レコーディング、ミックス・エンジニアには1st EPからバンドの全作品を手がけている盟友・岡田拓郎(ex.森は生きている)、マスタリングはPadokが担当している。


【tofubeats コメント】

South Penguinのみなさまと初めて対バンしたのはなぜか台湾のライブハウスで、
日本のバンドがいると思っていざ話してみるといきなり「今日で今のメンバー自分以外全員脱退するんですよ」と言われてあっけにとられた。
そしてそんな明るい語り口とは裏腹に妙にセクシーでサイケデリックなライヴは台湾の湿度の高い天気と共にとても奇妙な印象に残っていて、
このアルバムを聴くとその日の汗ばむ天気を思い出すようだ。
スマートでありながら全曲チャーミングなところがとても魅力の1枚だと思います。
どうせ今年も日本は死ぬほど暑い夏になっていることでしょう、そんな時期にぜひ。


【クマガイタイキ(Helsinki Lambda Club / Group2) コメント】

ボーカルのアカツカとはたまにお酒を飲んだり、サウナに行ったりする仲。一緒にいると無限にボケ続けるか吉岡里帆さんの話をするか、しかしないので、ついついかっこいいバンドをやっていることを忘れてしまうんですが、今作めちゃくちゃ良くて、見直しました。(偉そうですいませんがとても褒めています)今のSouth Penguinの熱量がしっかりパッケージされた、素敵なアルバムだと思います。全編通してヒリヒリするアレンジに、サウナと水風呂を感じました。聴いていて非常に気持ち良かったです。特にaztecがぼくの琴線に触れまくって、愛おしい。名曲〜。雰囲気だけの音楽に嫌気がさしている人、ぜひ聴いてみてください、超かっこいいので。

リリースおめでとう!


【近藤大彗 (No Buses)】

普段の面白い感じからこんな音楽放つギャップにやられます……。 吉岡里帆さんに会えるといいですね! そんなユーモアも節々に感じられて、全曲本当文句なしにカッコいいです! 素敵な作品ですので是非!


【清水祐也(ライター/Monchicon!)】

すべてはYのために。
本作はポップ・グループの皮を被った狼たちからの最初の警告であり、
サウス・ペンギンは東京という冷凍都市で暗躍する
最後のUR(アンダーグラウンド・レジスタンス)なのであーる。


【nakayaan(ミツメ) コメント】

先日ラーメン二郎にいったら「総帥77歳記念Tシャツ発売中!」というチラシが目に入り、
ふとアカツカくんに「買った?」なんて連絡したら「俺が制作に一枚噛んでます」的な回答でぶっ飛んだ。
そんな風に彼は、好きなことに遠慮なく首をつっこんでいき、しれっと深いところまで取り入り、
アウトプットに生かしてしまう。音楽に関してもそう。多分。
悪夢的な「happy」で終わるのが格好良し。アルバム発売おめでとう!


【VIDEOTAPEMUSIC コメント】

謎や怖さや寂しさを秘めながらも涼しげな顔してさわやかに展開していく様は、喜怒哀楽の表現の仕方を間違えちゃっているみたいな一筋縄でいかない魅力があって、それが自分にはとてもリアルに響きました。人間そんなに簡単じゃないですもんね。「happy」って曲が一番暗いのも良かったです。エグみもありつつジェントルな音像もすごく好きです。


【butaji コメント】

音像のインテリジェンス感、滲み出る情けなさや悲しさを読み解く前に、今は目を閉じて奇妙な快楽に委ねておくのがいい。それが一番の聴き方と思います。


【松㟢翔平 コメント】

僕はサウス・ペンギンをインスタグラムで知りました。一人で飲んでいるときにインスタグラムを観ていたら、台北の友だちのストーリーにそのまま転載された『idol』のMVが流れてきたのです。彼女はその上に「日本のグッドバンド!たぶんスターになっちゃうヨ!」と日本語のコメントを付けていました。

MVでは、どこかで拾ってきたような(拾ってきたのかな)宇宙飛行士のCG映像、大砲が弾を発射する記録映像、Windowsみたいなブルースクリーン、謎のバンド、撮り下ろしの可愛い女の子の映像などがコラージュされ、しまいにはその可愛い女の子が物販の宣伝を始めたので思わず笑いました。

そういった所在なさげな映像とVo.アカツカ君の声が心地よかった。インターネットや幽霊のように冷えた音楽がヒュードロロンと日本の夏の夜を涼しくしてくれそうだな、と思いました。


【本秀康 コメント】

アーバン! ファンク! アンニュイ! トロピカル! サイケ! 売れそうエッセンスが全部入ってる! よく入ったな!


【リリース情報】

South Penguin 『Y』
Release Date:2019.08.02 (Wed.)
Label:P-Vine
Tracklist:
1. air feat.荘子it (from Dos Monos) 
2. head
3. alaska
4. ame
5. idol 
6. alpaca
7. spk
8. aztec 
9. happy

●参加ミュージシャン
荘子it (from Dos Monos)
hikaru yamada

●プロフィール
[South Penguin]
アカツカ(Gt./Vo.)

[Support member]
額賀涼太(Ba.)
ニカホヨシオ(Key.)
宮田泰輔(Gt.)
礒部拓見(Dr.)
宮坂遼太郎(Percussion)

South Penguin オフィシャル・サイト


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