蓮沼執太が新作ソロ・アルバム『unpeople』を10月6日(金)にリリースする。
コロナ・パンデミック以降、NYブルックリンから東京へと拠点を移した蓮沼執太は、蓮沼執太フィルでの活動はもちろんのこと、アート作品の展示から映画、ドラマ、テレビの劇伴まで、国内外の芸術分野で縦横無尽に活動してきた。そんな躍進の中で、じっくりとマイペースに“純粋に自分のための音楽”として作り続けていた楽曲をまとめた作品、それがアルバム『unpeople』だという。
スタジオ・レコーディング・アルバムとしては、歌唱作品『メロディーズ』(2016年)以来7年ぶり。インストゥルメント作品では『POP OOGA』(2008)以来15年ぶりの作品リリースとなる本作には、〈International Anthem〉や〈Nonsuch Records〉からの作品リリースで知られるギタリスト・Jeff Parker、ライブでも共演経験のある小山田圭吾(Cornelius)、蓮沼と不定期にコラボレーションを続ける灰野敬二、NYのドラマー・Greg Fox、KOM_I、三線や三板を演奏する沖縄在住の新垣睦美、蓮沼執太フィルでも活動をするギタリスト・石塚周太、和楽器笙の音無史哉がゲスト参加。テクノ、アンビエント、ジャズ、ポストクラシカル、現代音楽までも内包するサウンドワークを展開しているとのこと。
プロダクションにおいては、蓮沼のブルックリンと東京でのプライベート・スタジオでアルバム中核となる楽器のレコーディング、ミックスが行われ、それらの音を蓮沼の盟友エンジニア・葛西敏彦と共同ミックスを行った。マスタリングはGuy Davie(Electric Mastering)によるもの。信頼するエンジニアとの協働によって、確固たる音響を追求したという。
人間不在を感じさせるアートワークは、写真家・池谷陸と田中せりによるアート・ディレクションで構成されている。三者によるコラボレーションは先行シングルからスタートしており、9月1日(金)より東京・恵比寿にあるアートブック・ショップ「POST」では、この三者による同タイトルの展覧会『unpeople』もスタートする。音楽からアートへ、アートから音楽へ。芸術の新しい可能性が広がる展開が始まる。
なお、アルバム『unpeople』の事前予約は本日よりスタートしている。
【リリース情報】
蓮沼執太 『unpeople』
Release Date:2023.10.06 (Fri.)
参加ゲスト:Jeff Parker、Cornelius(小山田圭吾)、KOM_I、音無史哉、グレッグ・フォックス、石塚周太、新垣睦美、灰野敬二
※LP:同日リリース/CD:10月11日(水)リリース
【イベント情報】
『unpeople / 蓮沼執太 池谷陸 田中せり』
会期:2023年9月1日(金)〜10月1日(日) 11:00〜19:00
会場:東京・恵比寿POST
定休日:毎週月曜日
レセプション:2023年9月2日(土) 17:00〜19:00
※参加費無料、事前予約不要、どなたでも参加可能
※会場では一般リリース前に「特別盤 unpeople LPボックス」を先行販売