REIが1st EP『TOKYOTOTORONTO』を6月28日(土)にリリース。同作より“2OFUS”のMVが公開された。
REIはヒップホップクルー・kiLLaのメンバー・KEPHAとしても知られるRei Fukutomiによる新たなR&Bプロジェクト。デビュー10周年という節目を迎える本年、本名での活動を開始した。
2024年より単身、活動拠点をカナダ・トロントへ移すことを発表したREI。EP『TOKYOTOTORONTO』では彼の音楽的ルーツである東京と、新たな活動拠点であるトロント、2つの都市のヴァイブスを融合させた独自のサウンドスタイルを展開。新プロジェクトの第1弾として6月1日(日)に先行配信された“MUCHU”を含む全5曲が収録されている。

“2ofUs”はGrover Washington Jr.の名曲“Just the Two of Us (feat.Bill Withers)”をサンプリング、作詞・作曲をセルフプロデュースで手がけた1曲。レコーディング、ミキシング & マスタリングにはカナダのグラミー賞に相当する『The JUNO Awards』のR&Bアルバムにもノミネートされ、ゴールド/プラチナ・シングル賞、2xプラチナ・アルバム賞など複数回の受賞歴のある名プロデューサー、DotDaEngineer(Dominic Dot Okune)が担当。全曲プライベートスタジオである「334 Atelier」にて収録された。
【MVプロデューサー・桑原進之助(to anyone inc.) コメント】
本作『2 OF US』は、「友達以上恋人未満」という曖昧で繊細な関係性を描いた歌詞が印象的な楽曲です。その微妙な距離感を、大人のムードで丁寧に映像へと落とし込みました。
今回のミュージックビデオでは、作品の世界観にマッチする衣装を、各ブランド様よりご協賛いただき、登場人物のキャラクター性や空気感をより深く引き立てています。それぞれのブランドの魅力を自然な形でPRできる場ともなっており、新たなコラボレーションの可能性を広げる機会にもなっています。
また、EPのタイトルである『TOKYOTOTORONTO』は東京が持つ都会的な表情と、懐かしさを感じさせる伝統的な側面を同時に表現しています。それらがトロントの空気感をまとったサウンドと、東京ならではのビジュアルが交差する世界観を作り出しています。
【MV監督・OZA コメント】
今回のMVは、プロデューサーとREIくんから「友達以上恋人未満」という曖昧な関係性がテーマのビデオにしてほしいというご依頼をいただきました。
最初にこのテーマを聞いたとき、「触れたいけど、触れたら戻れない」という感情の綱引きがこの作品の核心になると直感しました。そこから、感情の温度の移り変わりや、心の揺らぎをどう視覚化するかを考え、アングルや構図に細かくこだわって演出しました。
表面的には2人の距離が少しずつ縮まっているように見えると思います。ですが、その内側には常に踏み込めない違和感や言葉にならない引っ掛かりを散りばめています。
それに合わせ、青を基調にトーンを落としてグレーディングしました。感情が過熱しきらないように、あえて温度を抑えて、どこか冷静さの裏にある不安が残るような色設計にしています。
DOPのByronと共にグレーディングしましたが、カット編集に倍以上の時間を割きました。
REIくんとNIKIさんの繊細な演技があったからこそ、表情一つで関係性のグラデーションが伝わる映像になりました。感謝です。
【リリース情報】
REI 『TOKYOTOTORONTO』
Release Date:2025.06.28 (Sat.)
Label:REI
Tracklist:
1. TTT
2. MUCHU
3. 2OFUS
4. IFLY
5. OVERU