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音楽フェス主催事業者らがミュージックフェスコンソーシアムを設立


2021.03.22

“野外音楽フェス”のさらなる発展を通した、地方経済への貢献、ならびに持続可能なフェス文化形成を目的として、音楽フェス主催事業者7社らが発起人となり2021年3月22日に「野外ミュージックフェスコンソーシアム」を設立する。

“夏フェス”などと呼ばれることも多い野外音楽フェスは、日本全国では年間300件近く開催されており、数万人から数十万人を動員する大型イベントも多く存在している。しかしながら昨年は、コロナウイルス感染症蔓延の影響により全国的に開催中止が続出、文化的にも経済的にも大きな損出を招いた。そこで、本コンソーシアムでは、野外イベントは屋内でのイベントに比べ“密閉”が少なく感染リスクが低いことに加え、各イベントが連携しルール作りと周知を行うことで、安全・安心な野外音楽フェス開催の拡大を目指すという。

『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER』主催・株式会社スペースシャワーネットワーク、『RISING SUN ROCK FESTIVAL』主催・株式会社ウエス、『ARABAKI ROCK FEST.』主催・株式会社 ジー・アイ・ピー、『FUJI ROCK FESTIVAL』主催・株式会社スマッシュ、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』企画制作・株式会社ロッキング・オン・ジャパン、『SUMMER SONIC』主催・株式会社クリエイティブマンプロダクション、『RUSH BALL』主催・株式会社グリーンズコーポレーションらが発起人となり設立された本コンソーシアムでは、地方との連携事例の共有、コロナウイルス感染症対策などを中心とした安全安心なイベント開催に向けたガイドラインの策定と周知、政府や行政・自治体への要望を行う。このコンソーシアムは野外音楽フェスのさらなる発展を目的とし、今後も継続的に活動していくとのこと。

野外音楽フェスは、主催者と開催地である自治体とが連携し開催され、交通宿泊費・事前消費額がイベントとしての売上を上回るなど、各地方において大きな経済効果を生んでおり、日本全体での音楽フェス経済波及効果は3700億円となる。(※尚美学園大学 江頭満正 准教授算出)


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