大和田慧が新作EP『甘い予感』を10月27日(金)にリリースすることが発表された。
MONDO GROSSOの最新アルバム『BIG WORLD』や、Tokimeki Recordsのプロジェクトに参加するなど、多様な活動を展開する大和田慧。今作には先行シングル「甘い予感」、「Into The Night feat. ZIN & 黒田卓也」を含む全5曲を収録。新曲3曲も先行シングルと繋がる世界観を持った、2023年の大和田慧を形作る重要な作品だという。
サウンド・プロデュースには前作EP『LIFE』から引き続き、King Gnuから綾戸知恵までポップスからジャズ・シーンまで幅広く活躍するマルチ・キーボーディストの宮川純を迎え、ミックスはWONKの荒田洸が担当している。
カバー・アートワークは画家の大岡弘晃によるもの。また、CDとZINEも数量限定で発売予定とのこと。
【大和田慧 コメント】
EP『甘い予感』は、2021年にリリースした前作EP『LIFE』と同じくコロナ禍という大きな変化を経て、どう生きていきたいか、と問い続ける日々のなかで作りました。『LIFE』では周りと手をとりあうように、外に向くことを意識して作りましたが、今回は逆にとてもパーソナルな作品になりました。タイトル曲『甘い予感』は、閉じこもっていた部屋を久しぶりに抜け出たときの太陽の光の心への影響を表現しています。何もできないときも、とりあえず太陽を浴びておけば大丈夫、と思えるように。そして私自身がもっと変わりたい、強くなりたいと願っていたことから、過去を手放して、いまこの瞬間を恐れずに味わえばいいんだ、というメッセージを込めています。
注目トラックの『Into The Night feat. ZIN & 黒田卓也』でのZINくん、黒田卓也さんとのコラボレーションに限らず、このEPは多くの才能との関わりから生まれています。3曲めの『Fortunata』はコンテンポラリーダンサー柿崎麻莉子さんとのクリエイションにインスパイアされて書いた曲です。全曲プロデュースしてくれた宮川純くん、ビートメイキングと全曲ミックスしてくれた荒田洸くん(WONK)、大和田慧バンドとしてライブを重ねてきたメンバー(吉田サトシさん、越智俊介くん、伊吹文裕くん、Harunaちゃん)。
盟友で常に心強い相談相手であり、歌詞も共作してくれた作家の安達茉莉子ちゃん、そしてアートワークを手がけてくださった画家の大岡弘晃さん。尊敬する同時代のアーティストたちが力強く表現を続ける姿と、根底にある愛や温かさに触れたことで私も変わったように思います。
最後に収録している『音の記憶』は7年ほど前に書いた曲で、歌詞は作家の安達茉莉子ちゃんと共作していました。当時よくライブでも歌っていたのですが、どこかまだ未完成のような気がして、一旦眠らせていました。時が経ち、今の自分ならこの曲をもっとよく表現できる気がして、歌詞も書き換えて、とてもしっくりきました。「今の自分なら」と思えたこと、それ自体がこの曲のテーマだったのかもしれません。バンドのサウンドもものすごくぴったりで、宮川純くんのオルガンがとても胸に沁みます。
ずっと強くなりたいと思っていたけど、いつのまにか、思っていたよりもちゃんと強くなっていたんだ、というのがこのミニアルバムを通して私がみつけたことかもしれません。少し強くなった自分が、今を思いっきり味わいながら生きることで、未来にも、過去の自分に向けても光をあててあげる。聴いてくださる方にとっても、そんなEPになったらいいなと思います。
ーーーーー大和田慧(2023.9.1)
【リリース情報】
大和田慧 『甘い予感』
Release Date:2023.10.27 (Fri.)
Label:StyleBook
Tracklist:
01. 甘い予感
02. Into The Night (feat. ZIN & 黒田卓也)
03. Fortunata
04. Gone
05. 音の記憶
All Songs Produced by 宮川純
Mixed by 荒田洸(WONK)
Mastered by 山崎翼 (Flugel Mastering)
Cover Art by Hiroaki Ooka 大岡弘晃
※CDとZINEも数量限定で発売予定