Amuxax(distortion)とikill(samejima)によるブレイクコアユニット・ethenal ethereal cityが1st EP『Eternal Heaven』を本日11月23日(土)にリリースした。
デビューアルバム『endandstart』で注目を集めたアーティスト・Amuxaxと、プロデューサーやDJとして各所で活躍するikillは、パンデミック以降のSoundCloudで頭角をあらわし、『DEMONIA』や『バビフェス』などで舞台をともにする盟友。
ethenal ethereal cityは、同郷人であるふたりが田舎と東京を往復する中で覚えた閉塞感から、distortion(Amuxax)/samejima(ikill)というアバターで「架空の都市」の都市開発を行うべく結成された。1stシングルとして“Tokyo Imaginary Girl”をリリースしているほか、11月には『liQuid』と東京・新宿SPACEによる共催イベント『たのしいひ』への出演が決定している。
本作『Eternal Heaven』では、2020年代にインターネットで復興したブレイクコアを手がかりに、東京という街に対する遠距離の幻影と、ふたりの目に認識されるゼロ距離の絶望とを織り交ぜたフィクショナルな都市空間を展開する。砕けて接がれて割れて縫われて再び壊れる都市の姿に、現実とも天国ともつかない永遠を見る。
アートワークは関西を中心に活動するコレクティブ〈WiNG*〉所属のkobeyaが担当した。
【Amuxax(distortion) コメント】
東京と地元の田舎を往復する中で、どちらにも拭えない閉塞感や息苦しさを感じていました。
地元の町に帰ってきた時にikillと2人で車に乗って、デジタルゲームの背景のような工業地帯をアクセル踏み切って通り過ぎても、どこにも行けないような気がしました。
東京の街は、色々なビルや建物が液晶が星のように光っていて、どこに目をやっても人に人に人。ここには何でもあるけれど、それ以上に何もない。
いつでも、どこでも、僕たちは重いベールのような何かに閉じ込められていて、この町からこの世界から抜け出すことができない。だから、架空の都市を作ろうと思いました。
絶えず音で、世界を壊して再構築するのがこの都市の公共事業です。人種・思想問わず誰でも出入りができます。この街は言語を介さない音楽で繋がって、全てに目を瞑ります。ですが、ここが安寧の地であるかは保証しかねます。
1st EPの「Eternal Heaven」はこの町を天国だと信じて止まない少女の話です。
心臓が飛び出しそうになるようなbpmの音の濁流に、彼女も僕達も激しい鼓動と安らぎを覚えて夢をみます。ここは果たして天国なのか、この音のデータはぼくらをどこへ運ぶのか。それはあの聳え立つ電波塔だけが知っているのです。
【リリース情報】
ethenal ethereal city (distortion & samejima) 『Eternal Heaven』
Release Date:2024.11.23 (Sat.)
Label:
Tracklist:
1. ellie (prod. distortion)
2. tokyo imaginary girl (prod. distortion)
3. lost my voice (prod. distortion)
4. digital fragments (prod. distortion)
5. 404 not found (prod. distortion)
6. never forget (prod. samejima)
Master:samejima
Artwork:kobeya
■ethenal ethereal city:X(Twitter) / Instagram