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Camila Cabelloのオフィシャルインタビュー到着 「このアルバムで自信を持ってくれたら」


2024.07.25

Camila Cabelloのオフィシャルインタビューが到着した。

通算4作目となる最新アルバム『C,XOXO』(読み:シー, エックス・オー・エックス・オー)を6月末にリリースしたCamila Cabello。自身の出身地であるマイアミからインスピレーションを得て、ポップに留まらないジャンルを開拓し、音楽面でもビジュアル面でも境界を押し広げた同作は、CamilaのSSWとしての進化を象徴する作品となっている。本作ではCamila自身がソングライティングを手がけ、J BalvinやROSALÍA、Billie Eilishらとの仕事で知られるEl Guinchoと、Jack HarlowやBaby Keem、Roddy Ricchらの作品を手がけたJasper Harrisがプロデュースを担当した。

また、本作には豪華ゲストアーティストも多数参加。“I LUV IT”に参加しているPlayboi Cartiや、“HE KNOWS”でコラボしているLil Nas Xに加えて、Drakeが“HOT UPTOWN”と“Uuugly”に参加しているほか、“Dade County Dreaming”ではCity GirlsのJTとYung Miamiとコラボレーションしている。さらに、“pink xoxo”にはPinkPantheressが参加しているほか、BLP Kosherによるインタールードである“koshi xoxo”では、東京を中心に活動する電子音楽家・yanacoの“Leaving”がサンプリングされている。

リリースに先立ち、Camillaは自身のソーシャルメディアに次のように綴っている。「『C,XOXO』は、私が好きな自分の一面。『C,XOXO』は、青やピンクのスキーマスクであり、リップグロスを欠かさないことであり、ブルーアワーに生き返ることであり、男性を仕留められるほどの長いネイルと鋭いアイライナーであり、メイクしたまま涙を流して、写真を友だちに送ること。Tシャツの下にビキニを着ることであり、ビーチへ行った後にベタベタの髪のままディナーをすることであり、日焼けの跡をつけて女友だちと白ワインを飲むこと。それを全力で楽しんで生きること。『C,XOXO』は害を与えないけれど、何事も気にしない。

それは私に、この世界で私たちの誰もが必要としている自身や大胆さ、ワビサビを与えてくれた。これは力強い女の子たちや、夢のような女の子たち、回復中の愛すべき女の子たちのもの。私は『C,XOXO』の世界で生きるのが大好き。もうすぐそこで会いましょう」。

以下、オフィシャルインタビューではアルバム『C,XOXO』についてより詳細な内容が語られている。下記よりぜひともチェックしてほしい。


Camila Cabello 最新アルバム『C,XOXO』 オフィシャルインタビュー

――『C,XOXO』というコンセプトについてと、本作のインスピレーションについて教えていただけますか?

Camila Cabello:このアルバムはたくさんのことからインスピレーションを受けた気がしている。“DREAM-GIRLS”で《all the girls that are learning to be women now(大人の女性になろうとしてる女の子たち )》って歌っている歌詞があるけど、アルバムの大きなアルバムのテーマはそういうものだと思う。「大人になる」ということ。「女の子から女性になる」みたいな。自信に満ちたエネルギーみたいなのがこの作品にはある。「C,XOXO」というペルソナは、私のそういう部分を表現したもの。私は今回の作品やパフォーマンスで、自分のそういう部分を表現したいと思ったんです。自信に満ちたエネルギーをね。それから友情もそうですね。

――『C,XOXO』は出身地であるマイアミにインスピレーションを得たアルバムになっています。マイアミからは音楽的に、そして文化的にご自身にどのような影響を与えてきたのでしょう?

Camila Cabello:7歳のときに母親と一緒にマイアミに引っ越したのだけど、あの街にはとても感謝しています。たくさんの移民の家族が住んでいて、私たちにとっての新しいホームになった。自分を受け入れてくれた場所を擬人化して、そこに愛を捧げたり、ラブレターを書いたりすることは、本当に美しいことですよね。このアルバムでは、私なりにそういうことを表現しています。マイアミは私自身の多くや、私の音楽の好みを形成してくれた場所。文化の坩堝のような場所で、ラテンもラップも、アフロビートも、カリブ音楽も流れてる。私の音楽の好みも、まさにそういうものなの。例えば、私のお気に入りのダンススポットはいつだってマイアミにあります。そこには最高の音楽が流れているから。

――『C,XOXO』のトレーラー映像では、マイアミを「カリビアン・トーキョー」と呼んでいました。マイアミの近未来的な雰囲気が、東京を思い起こさせたのでしょうか?

Camila Cabello:その質問最高! 東京はすごく『C,XOXO』的だと思ってる。このアルバムには、未来的なエネルギーやテーマがあるような気がしています。ステージにはロボット犬がいて、色使いはシルバーのクロームメッキが多くて、何もかもが西暦3000年からやってきたみたいな。マイアミのネオンカラーには近未来的な側面があると思っていて、カリブ海における東京のような場所を連想させます。また東京へ行きたいなってずっと思ってる。すごく『C,XOXO』的だし、とりわけ“Chanel No.5”という曲では、ヴァースで日本語に触れているしね。

――“Chanel No.5”では《折り紙》、《ムラカミ》、《ワビサビ》、《ウマミ》、《オマカセ》といった日本語のフレーズが数多く登場します。日本語を歌詞に入れることにした経緯を教えてください。また、この楽曲で香水<シャネル N°5>は何を象徴しているのでしょうか?

Camila Cabello:“Chanel No.5”では、メロディを思いついたときに、まず母音が浮かんできました。それから歌詞を書くっていうときに、RhymeZoneという韻を検索するサイトを使ったんだけど、そこにあった言葉の多くが日本語の言葉だったんです。それから、個人的に本当に美しくて魅力的だと思う日本語も入れた。その頃に村上春樹の本を読んでいたということもあったのだけど、とにかく魅了される日本語を詰め込みました。私は食べることが大好きなんだけど、《ウマミ》が5番目か6番目の基本味と考えられているのがいいなと思ったし、それから、美しさと不完全さの概念である《ワビサビ》もすごく素敵な言葉だと思う。この楽曲にあるのはそういうコンセプトで、私が美しいと思ったことを、美しく歌ったということ。「CHANEL N°5」の香水は、私がある人と一緒にいた時期につけていた香水で、彼がその香水を大好きだったから、この香水についての曲を書きたいってずっと思っていました。

――アルバム『C,XOXO』にはDrakeやLil Nas X、Playboi Cartiに加えて、City Girlsがフィーチャリングで参加しているなど、とりわけヒップホップのアーティストたちが多く参加しています。ヒップホップ色が強いアルバムになったのにはどのような背景があるのでしょうか?

Camila Cabello:思い返してみると、私のお気に入りの曲のいくつかは、ラッパーたちとコラボした楽曲だった。“Havana”にはYoung Thugが参加していたし、DaBabyとの“My Oh My”もそうだし、Swae Leeとの“Real Friends”のリミックスも、どれもクールだった。私のソングライティングやメロディには、ラップの影響が常にあったと思う。そして、いつも思うんだけど、同じような曲に似たようなアーティストが2人いるよりも、別の音楽領域から来た人たち同士の方がずっと興味深いものが生まれると思っていて。そういう人とのコラボレーションはいつだって心踊るものだから、このアルバムではもっとそういうことをしてみたかったんです。

――これまでにリリースしてきたシングル曲以外で、『C,XOXO』の収録曲で特に個人的に気に入っている楽曲、ファンに聴いてもらいたい楽曲は何でしょう?

Camila Cabello:シングル以外のアルバムの曲ですよね。ファンに一番聴いてもらいたい曲を選ぶのは難しいです。だって、どの曲も本当に大好きだから。本当にどの曲もアルバムに入れないわけにはいかないって感じだったから。なので、選ぶのは本当に難しいけど、日本のファンの皆さんには、“pretty when i cry”を聴いて欲しいかな。すごく「カワイイ」曲で、日本のみんなのことを思い出すから。

――『C,XOXO』を日本のファンにどのように聴いてもらえたら嬉しいですか?

Camila Cabello:日本のファンのみんなには、このアルバムを聴いて、より自信を持てるようになってもらえたら嬉しい。今もそうなんだけど、特に若かった頃は、何か緊張するようなことをする前に、私は自信を持つために女性アーティストたちの音楽を聴いてきた。Beyoncéの『HOMECOMING』とか、好きな女性アーティストの曲を流すと、気持ちが落ち着くんです。私はこのアルバムで、それを自分自身のためにやったような気がする。だから、このアルバムを聴いてくれた人たちが、ありのままの自分に自信を持ってくれて、そしてもっと遊び心を持つようになってくれたらいいなって思ってる。それから、このアルバムを聴くのに最高の環境は、友だちと一緒にいる時だよっていうことも伝えたい。

――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。

Camila Cabello:日本のファンには、「大好き」と伝えたい。みんなのことが大好きで、早くまた日本へ行きたい。本当に日本が大好きです。日本も、日本のみんなのことも大好きで、日本に行くたびに信じられないような気持ちになるから、いつ日本に行けるんだろうって思ってる。きっともうすぐ会いに行けるはずです!

©Dimitrios Giannoudis

【リリース情報】


Camila Cabello 『C,XOXO』
Release Date:2024.06.28 (Fri.)
Cat.No.:UICF-1138
Price:¥2,860 (Tax in)
Tracklist:
1. I LUV IT (feat. Playboi Carti)
2. Chanel No.5
3. pink xoxo
4. HE KNOWS (feat. Lil Nas X)
5. Twentysomethings
6. Dade County Dreaming (feat. JT and Yung Miami)
7. koshi xoxo
8. HOT UPTOWN (feat. Drake)
9. Uuugly (feat. Drake)
10. DREAM-GIRLS
11. 305tilidie
12. B.O.A.T.
13. pretty when i cry
14. June Gloom

※国内盤:歌詞・対訳・解説付/初回生産分のみ日本限定ステッカー封入

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