『リッジレーサー』『鉄拳』『アイドルマスター』を筆頭にしたゲーム作品やアニメ作品に加えて、DAOKOやEveらにも楽曲提供する売れっ子コンポーザー/プロデューサー、TAKU INOUE。彼がアーティスト・TAKU INOUE名義で初のEP『ALIENS EP』を完成させた。 この作品では、“クラブ”“エイリアン”をテーマにSF的な一夜のストーリーを表現。ラッパーのONJUICYや、ホロライブENのMori Calliope、同じくホロライブの星街すいせいなど、2次元/3次元を超えて様々なゲストを迎え、群像劇のような作品をつくり上げている。 TAKU INOUE自身に、今回のEPの制作秘話や、彼が愛するクラブ文化への想いを聞いた。
Interview & Text by Jin Sugiyama
Photo by Shimizu Elio
コロナ禍以降、クラブへの想いが表出したデビュー曲
――TAKU INOUEさんは2018年に〈バンダイナムコスタジオ〉から独立していますが、自分名義の作品を出しはじめたのは今年7月の「3時12分」が最初でした。作家としての仕事も忙しい中で、アーティスト名義での活動を始めた経緯はどんなものだったんでしょう?
会社を辞めて2日後には〈TOY’S FACTORY〉と契約をして、作家活動を2年くらいしてきましたけど、今年の頭に一瞬仕事の山が終わって、自分のことをじっくり考える時間ができたんです。そのとき、「10年後どうなってるのかな?」と、色々と考えたんですよ。自分の場合、クライアント・ワークでも自分のやりたいことをやれている感覚が結構あるので、そのままでも楽しかったんですけど、同時に新しいチャンネルも開く必要もあるのかな、と。それで、何かの会議で「そろそろ自分名義の作品も出してみましょうかね?」と小声で言ったら、あれよあれよという間にセッティングがはじまり、今に至るという感じです(笑)。
――確かに、イノタクさんは作家としての提供曲でも攻めたことをしている曲が多い印象があります。『アイドルマスター シンデレラガールズ』でも、「クレイジークレイジー」や「ミラーボール・ラブ」を筆頭にそのままクラブでかけられる音になっていると思いますし。
本来はあんなにベースを大きくしなくてもいいわけですし、僕自身も「こんなことやっていいんだ?!」と思うことはあります。ただ、あれはそうやって現場での鳴りまで意識しておくと、その曲をライブでやってくれるときにより映えると思っているからなんです。そんなふうに、楽曲のためになるなら作家としての仕事でも色々な要素を取り入れられるので、自分の場合、作家としての仕事でも創作意欲はだいぶ満たされていました。それもあって、今回「自分名義の作品を出そう」となったときに、「一体何をやろう?」と逆に迷ったりもしました。
――普段は依頼元から与えられるお題が、今回はなかったわけですしね。
そうなんです。「お題にどうおもしろく乗るか」をずっとやってきたので、自分の名義でも、「何かテーマがないと出来ないぞ」という話になって。そこで、デビュー曲の「3時12分」では星街すいせいさんに歌ってもらうことが決まってから、「すいせいさんが歌うならこんな曲を聴いてみたい」とイメージしました。ただ、歌詞は自分のことを書かざるをえないので、昨年からなかなかクラブに行けない状況が続く中で感じた「クラブ行きたいな」という気持ちが出ています。それがベースにあって、今回のEPのテーマが決まっていきました。
――イノタクさんにとって、クラブは特別な場所のひとつですか?
やっぱり、思い出もたくさんありますし、単純に楽しい場所ですよね。国内外の色んな場所に行ってその土地のファンの方々が来てくれると、「自分の音楽を聴いてくれている人たちは色んな場所にいるんだな」と感慨深くなりますし、自分の曲に対してのダイレクトな反応も分かります。遊びに行って友達と話すのも楽しいし、酔っぱらって路上で寝た思い出もあります(笑)。ただ、コロナ禍以降はその機会も減ってしまって、それを想い焦がれる瞬間が増えていて。そういう意味で、今回のEPは今ならではのものになったと思います。
――今回のEPではクラブに出かけて帰るまでの物語が描かれていますね。そこに“エイリアン”の要素も加わっていますが、このアイディアはどんなふうに出てきたんでしょう?
「3時12分」がベースにあって、その後「5曲入りのEPを出しましょう」と提案があったんですけど、せっかくならまとまりのあるものにしたいと思って、「3時12分」に繋がるストーリーをつくりたい、と思ったのが最初でした。加えて、“クラブ賛歌”以外にももうひとつ柱を立てたいと思ったときに、「夜クラブに遊びに行くのって、ドキドキワクワクする感覚があって、どことなく宇宙旅行感があるよな」という感覚を思い出したんです。自分の場合普段から宇宙ネタが好きでもあるので、今回はこのテーマでつくろうと決めました。
とある一夜の群像劇を描いた『ALIENS EP』
――このEPの「Aliens」という言葉には、文字通りの“異星人”という意味だけでなく、夜の街の普段とは少し違う風景や不思議な気持ちなど、色々な意味が込められていそうですね。キリンジの「エイリアンズ」の歌詞のようなニュアンスも含まれていると言いますか。
そうですね。「Aliens」には色んな意味を込めています。クラブって色んな人が集まってくる場所で、みんなで音楽を聴いて盛り上がって、どんなに変な人がいても別に誰も気にしない、という多様性が魅力的だと思っていて。作品全体にそういう意味を込めていると同時に、キリンジさんの影響もあるし、単純に宇宙のエイリアンという意味も込めたりしています。今回のタイトルは、「Yona Yona Journey」に「異星人」という言葉があって、そこから取ったものでした。「3時12分」に加えて「Yona Yona Journey」ができたことで、自分としても『ALIENS EP』というタイトルがしっくりきた感覚がありましたね。
――では、ここから1曲ずつ制作時のエピソードを教えてください。1曲目はONJUICYさんが参加した「The Aliens EP」で、EPのタイトルがそのまま曲名になっています。
今回は「Yona Yona Journey」「Club Aquila」「3時12分」の3曲を先につくって、その前後にイントロとアウトロをつけよう、という形で進めていったので、この曲はもともとちょっとしたイントロとして制作をはじめました。でも、さらっと聴かせてしまうのはもったいないと思えるトラックができたので、途中でボーカル入りの楽曲にすることに決めて。その際、ゲスト・ボーカリストが女性ばかりだったんで、男性も迎えたいな、と思っていましたね。
――色々な人がいるクラブの雰囲気と繋がっている作品だから、ですか?
そうです。色んな人に参加してもらいたいな、と。そこで、予てからファンだったONJUICYくんに声を掛けました。トランペットは類家心平さんが素晴らしいものを吹いてくれました。歌詞についても、作品を通して“多様性”のようなものを表現したかったので、自分ではない色々な人たちの視点も加わってほしい、と思っていました。クラブという、色んな人たちが集まる場所を表わす作品として、群像劇的な作品にできたらいいな、と。
――なるほど。色々な人の視点で描かれる、とある一夜の物語にしたい、と。
収録時間は15分もないくらいですけど、その中に色々な人たちの視点が出てきて、聴き終わったときに満足感を得てもらえたらいいな、と思っていました。それで、1曲目の歌詞は、“エイリアン”というコンセプトと、EP全体で時間経過を表現するために「夜8時半ぐらいから、夜中の1時ぐらいまでの曲にしてほしい」「できれば、どこかに“Aliens”という言葉を入れてほしい」と伝えて、後はONJUICYくんに完全に任せました。
――その結果、改札を出てクラブに向かう風景に加えて、『未知との遭遇』や『マクロス』シリーズなどを筆頭にしたSFモノのオマージュ満載のリリックができたんですね。
本当に膨大なSFネタが入っていますよね(笑)。彼らしさ満載のリリックにしてもらいました。サウンド的には、普段の自分のパブリック・イメージとは結構遠いところにある音になっていますけど、5曲入りにするなら新しいことをしたいと思って、ダーティーな感じにしています。最後に「Aliens EP」という台詞を入れてくれているのは、いつもコーラスをお願いしている宮原ひとみさんです。映画の予告編のようなものをイメージしていました。
――ホロライブENのMori Calliopeさんを迎えた2曲目「Yona Yona Journey」はどうですか?
この曲はリード曲としてきちんとポップスとして成立するものにしようと思っていたのと、音数が多くなくて暑苦しくない、でも軽快で踊れて、80~90’sの匂いも感じられる四つ打ちにしたいと思っていました。Calliopeさんはもともとオリジナル曲を聴いていて「素晴らしいラッパー/シンガーだな。いつか一緒にやってみたい」と思っていたんです。彼女のラップは音楽としてすごくいいですし、声質も高すぎず、低すぎずですごくいいなと思います。
――ラップに注目されることが多いですが、実は歌も上手い人ですよね。
そうなんですよね。それもあって、今回ラップと歌の中間にあるようなサビをつくって、平歌のラップの部分はCalliopeさんにリリックまでお任せしました。曲としてはクラブのピークタイムのイメージで、盛り上がっているわちゃわちゃ感を出したいと思っていました。日本語と英語の混ざり具合も気に入っています。サビで急に日本語になる感じも、日本語ネイティブの方ではないからこその独特のグルーヴがあって「これは最高だな」と。
Calliopeさんは、僕がつくったサビの部分と楽曲で表現したい時間帯、それから「3時12分」も参考までに聴いていただきつつ、“エイリアン”というテーマと時間経過のコンセプトを伝えたらあのラップを返してくれました。あと、この曲には生楽器も入れたいと思っていたので、いつメンの後藤貴徳さん(ギター)と武嶋聡さん(サックス)にお願いしました。後藤さんは「3時12分」でもギターを弾いてくださっていて、「Yona Yona Journey」のようなカッティング・ギターも普段の作家仕事でお願いしているので、「いつものアレお願いします」と(笑)。武島さんも何度もお世話になっていて、『電音部』の曲でも吹いていただいているので、自分名義でもぜひ、とお願いしました。
「宇宙にある架空のクラブ」に集まるエイリアン
――一方、3曲目の「Club Aquila」はイノタクさん自身がボーカルを担当しています。
「3時12分」の情報が発表されたときに、「すいせいさんだ!!」と色んな方に喜んでいただいた一方で、「イノタクは歌わないのかな?」という声もちらほらあったんです。それをレーベルのスタッフが見てくれていて、「今回は5曲あるんだから、あなたも歌いなさいよ」ということになりました。なので、Twitterで呟いた方は責任を取って聴いていただきたいんですけど(笑)、この曲では「自分が歌うならどういう曲がいいか」を考えていきました。内容的には、宇宙にある架空のクラブをテーマにした楽曲で、そこに色んなエイリアンが集まっている歌です。やっぱりこれも、「自分の周りにあるクラブの魅力って、こういうことだよね」ということを重ねています。この曲の場合は「今何時なんだろう?」という、ピークタイムが終わりかけの、わけがわからなくなってきている時間帯をイメージしました。
――みんな酔っぱらって楽しくなるあの時間帯ですね。
はい(笑)。自分が歌うという前提があったんで、どういう曲がいいか結構悩んだんですけど、つくっては投げつくっては投げとしていく中で、早口でちょっとラップっぽくも取れるような歌にした方が、自分としても歌いやすいし、聴いてくれる人にとってもいいんじゃないかと思って割と軽快な譜割にしました。そこにちょっとヒップホップっぽい雰囲気や、ポストロックっぽいギターのような、自分の好きな音楽のエッセンスを入れていきました。
――この曲はひとりで完結している形ですか?
ギターも自分で弾いたし、レコーディングも誰にも立ち会ってもらわなかったので、ほぼ自分だけで完結した曲です。ひとりでスタジオに入って歌って、ひとりで編集してできたものを確認してもらった感じです。この曲は、前半の2曲を受けて、「こういう情景もあるよね」とひとつ視点を加えるようなイメージの曲です。「The Aliens EP」ではじまって、「Yona Yona~」で旅立って、「Club Aquila」というところに行ったんだね、というストーリーで、雑多で楽しい、変わった人がたくさんいるようなクラブを思い浮かべました。
――そして徐々に夜も更けて、星街すいせいさんを迎えた「3時12分」になるのですね。
満を持して、と言いますか。今回の流れで聴いてもらうと、シングルとして聴いてもらっていたときとはまた違って聞こえるようになればいいな、と思ってEP全体をつくっていきました。シングルとして聴いてもらっていた時点では、あまり宇宙感はなかったと思いますけど、今回のEPの流れで聴くと、楽曲がまた違って聴こえるんじゃないかと思っているので。
――3時でも4時でもない「3時12分」という時間にはどんな魅力を感じますか?
クラブでの「3時12分」って、次の日には全然覚えてなかったりしますよね。きっと誰かと話したり、踊ったりしているけれど、細かいことは全然覚えていない。でも、この時間ってまだピークタイムの余韻も残りつつ、徐々に朝が近づく雰囲気もあって、「まだ遊べる」と「そろそろ終わりかな」の両方が感じられる、すごくいい時間帯だと思うんですよ。
――確かに、その終わってしまう寂しさもクラブの魅力のひとつだと思います。
僕自身、クラブというとそういう瞬間を思い出しますね。あとは、とにかくすいせいさんのボーカルに合うことを考えました。すいせいさんは割とアッパーな曲を歌うことが多いと思うんですけど、ちょっとR&Bっぽい曲も絶対合うだろうな、と思ったので。同時に、自分の最初のシングルということもあり、しっとりながらも派手さのあるものにしていきました。すいせいさん的にも新しいチャレンジになってくれたらいいな、と思っていました。
――低音を綺麗に聴かせてくれる星街さんの歌声の魅力が伝わってくるような楽曲で、「星街さんにこういう曲を歌ってほしかった」と感じた人も多いんじゃないかと思います。
そうだったら嬉しいです。僕もすいせいさんの歌声には同じような魅力を感じていたので、AメロとBメロでは意図的に低い音を入れて、サビでガラッと雰囲気を変えています。すいせいさんにデモを送ったら、次の日ぐらいに仮歌を録って返してくれたんですけど、その時点で曲を通しての緩急のつけかたもかなり考えてくれているのが伝わったので、完成版でも基本的にそのとき歌ってくれたものを活かしました。語尾の切り方など含めて僕の仮歌よりもいい感じに決めてくれて、熱意を持ってやってくださってありがたかったです。ギターに関しては、ジャジーなフレーズは自分では弾けないので、後藤さんにお願いしました。
――そして5曲目の「Taillights (Outro)」はEPのアウトロになっていて、個人的にはクラブ帰りのタクシーなどで前を走る車のライトをぼーっと見ているような風景を想像しました。
まさにそんな情景を表現したくて、朝っぽい鳥の音を入れてみました。イントロとアウトロはつくりはじめた時点で通常版のジャケットが上がっていたので、そこに出てくるカセットとも紐づけたいと思って、最初に「カチャッ」という再生ボタンの音を入れています。その辺りも含めて、今回のEPを締める曲にしたいな、と。ただ、インストを書くのがすごく久しぶりだったので、でき上がってから心配になってきて……(笑)。最初は「3時12分」で終わりでもいいかと思ったんですけど、今聴くと「これでよかったな」と思います。
「ずっと両刀でやっていけたら」――作家業とアーティスト活動のバランス
――イノタクさんにとって、クラブやクラブでかかる音楽の魅力といいますと?
クラブって何であんなに楽しいのかな、と考えてみると、酒を飲んでデカい音で音楽を聴いて、わざわざ酔っぱらっておかしくなりにいくようなことって、普段の生活ではなかなかないからだと思うんです。まだ知らない音楽との出会いの場でもあるし、誰かしら友達がいて集まって喋るのも楽しいですし、色んな形がある音楽の楽しみ方/在り方のひとつとして、絶対に残っていてほしい場所だなと思っています。今回のEPのテーマにも繋がる話ですけど、「色んな人たちの受け皿になってくれる場所」というか。ときには夜ならではの怖いこともあるかもしれないけど、一方で、どんなに変な人でも気にされない空間でもあると思うんです。これから情勢が落ち着いて、みんなが来てくれればいいなぁと思っています。
――今回の『ALIENS EP』はどんな作品になったと感じていますか?
ストーリーを考えて5曲つくったので、まるで1本の映画を撮ったような感覚でした。5曲で13~4分のEPではありますけど、ボリューミーでいいものになったと思うので、色んな人に楽しんでもらえたら嬉しいです。サウンド的には、今回はジャズの要素を一本芯として通していたりするので、次はまた違うものにしてみたいな、と思ったりもしています。エレクトロニック・ミュージックはベースにしつつ、また色々な作品をつくっていきたいな、と。
――ちなみに、最近はどんな曲を聴いているんでしょう?
自分の場合、Spotifyのプレイリストで聴くことが多いんですけど、最近はハイパーポップのプレイリストをよく聴いたりしています。あのジャンルって、何か共通するアイコニックな雰囲気がある一方で、BPMはバラバラだったりもしてすごくおもしろいですよね。
――音色のようなものは共通しているものの、曲によって本当にバラバラですよね。
メロウなものもヒップホップっぽいものもあっておもしろいな、と。最初はSOPHIE辺りから始まっていると思うんですけど、そこから色々な形に変化していて、振り幅がはちゃめちゃになってきていますよね。ポップスっぽい曲が多いとっつきやすさも魅力的だし、曲によっては「アニソンか?!」と思えるくらいド直球のメロディだったりするのもおもしろくて、久々にワクワクできるジャンルだなと思います。それもあって、最近だと、『電音部』に提供した「トアルトワ (feat. TAKU INOUE)」(東雲和音の楽曲)ではその雰囲気を意識してみました。その辺りも聴きつつ、Chonみたいな海外のポストロックを聴いたりもしています。
――アーティスト名義での活動の今後については、どんなことを考えていますか?
作家業もやりながら、作家業ではやりづらいようなものをアーティスト名義で出して、どちらも末永く楽しんでもらえるようになったらいいな、と思います。ずっと両刀でやっていけたらな、と。クライアント・ワークから学ぶことってすごく多くて、色んな方々と仕事をするたびに毎回発見があるし、それを自分の曲にフィードバックすることもできるので、すごくいいサイクルができているな、と思うんです。逆にアーティスト名義の作品で発散することで、クライアント・ワークで直球にポップなものに向かっていくことが楽しくなることもあると思います。自分名義での作品の場合、いまだに「これをメインにやっていこう」というものが決まっていなかったりもするので、それを逆に活かしておもしろいものがつくれたら、と思います。そして、それがいいポップスにもなっていたら、最高だなと思っています。
【リリース情報】
TAKU INOUE 『ALIENS EP』
Release Date:2021.12.22 (Wed.)
Label:VIA / TOY’S FACTORY
[初回生産限定盤] TFCC-86792 ~ 86793 ¥5,500 (Tax in)
[通常盤] TFCC-86794 ¥1,800 (Tax in)
Tracklist:
1. The Aliens EP
TAKU INOUE & ONJUICY
3. Yona Yona Journey
TAKU INOUE & Mori Calliope
3.Club Aquila
TAKU INOUE
4. 3時12分
TAKU INOUE & 星街すいせい
5. Taillights (Outro)
TAKU INOUE
※初回生産限定盤:2CD / Tシャツ付
※通常盤:CDのみ