INTERVIEW

Trail of Dead

7年ぶりの来日公演を果たすオルタナ・レジェンド、…And You Will Know Us by The Trail of Deadにメール・インタビューを敢行!

本日3月4日(月)、3月5日(火)におよそ7年ぶりの来日公演を行う…And You Will Know Us by The Trail of Dead(以下:Trail of Dead)。

今回の来日公演は、後続のバンドやシーンに大きな影響を与えた金字塔的2ndアルバム『Madonna』のリリース20周年を記念し、3月4日(月)東京・渋谷Club Quattro公演では“20YEARS OF MADONNA”と銘打って、同作の再現ライブを行うと共に、他のアルバムからの楽曲もいくつか披露。そして明日3月5日(火)東京・新代田Fever公演では『Madonna』の再現ライブとは打って変わり、『Source Tags & Codes』をフル披露するというファンにとってはたまらないセットリストが組まれる予定とのこと。

今回はそんなTrail of Deadに行ったメール・インタビューを掲載する。

Interview by bacteria_kun


――まずはじめに、前回日本で来日公演を行ってからずいぶんと経ちますが、今回日本で単独公演を行うのは初めてだそうですね。これらについてはどう感じていますか?

また日本に戻ってこれて嬉しいよ。次に来日する時はこんなに間があかないといいな。日本にはまだ訪れたことのない、いつかそこでプレイしてみたいような場所がたくさんあるんだ。

――来日公演2日目となる新代田Fever公演では『Source Tags & Codes』をフルで披露されるそうですね。『Madonna』と『Source Tags & Codes』の間の期間について、その間のバンドの変化や成長についてお伺いしたいです。

『Source Tags & Codes』を制作していたころにはツアーをする回数も増えていたし物事に対する見方もずいぶんと成長していた。僕たちは大人になっていたし、レコーディングやアレンジメントなどの技術面でも多くのことを学んでいたよ。だから『Source Tags & Codes』にはそれが反映されていると思うよ。

――『Source Tags & Codes』のアートワークについてもお伺いしたいです。個人的に『Source Tags & Codes』のアートワークが大好きなのですが、ぱっと見ると色のかたまりのようにしか見えないアートワークですが、よく目を凝らすと色々なものが見えてくるようなデザインですよね。

元々それは僕が若い時に描いたシンプルな水彩画だったんだ。当時買った扇型のブラシを使って、どんなことができるか試していたんだ。それから鉛筆で描いた肖像画をその上に重ねたんだけど、僕がそのこと
を言うまでその肖像画に気がつかなかったといろんな人に言われたよ。制作を始める前にアルバムのイメージは僕の頭の中にすでにあったから、そのヴィジョンに向かって仕上げていくというごくシンプルな作業だったよ。

――ライブでアルバムを最初から最後まで演奏することについてはどう感じていますか?自分たちの持っている全ての中から選ばれたセットリストを演奏するのとは全く違うのでしょうか?

変な感じだよ。僕たちがそれらのアルバムを作ったときにはフルで演奏するなんてことはしなかったからね。アルバムの曲順はレコーディングとミックスが終わったあとに決められたもので、ライブではなくアルバムの中で一番機能するように順番が考えられているから。だからライブでフルで演奏するというのは興味深いよ。

――『Madonna』の昔のPitchfolkでのレビューを改めて読み返してみたのですが、その中で、Trail of Deadは(Pedro The Lionなどと一緒に)“エモ”バンドとしてくくられているけれど、The Dismemberment PlanやLes Savy Favなどのアーティストと同じカテゴリーの方が近いように感じると筆者は書いていました。ジャンルについてとやかく話そうとは思っていませんが、Trail of Deadは人によってカテゴライズされる場所が異なるのでそこが興味深いと思います。ご自身では、(音楽的な面と、バンドの方向性や雰囲気など両方において)自分のバンドと類似するアーティストは誰だと思いますか?

当時は、UnwoundやKarpなど自分たちの知り合いのバンドに影響を受けていたけど、Sonic Youthなんかにも影響を受けていたよ。あとはPink FloydやThe Whoなどの昔のロックにも大きく影響を受けていた。でも、あまり他の人たちと自分たちを比べることはしなかったし、自分たちのことで無我夢中だった。それは今でもそうかもしれないね。

――また、自分たちの影響を受けていると感じられるような新しいアーティストはいますか? いなければ、あなたをワクワクさせるような新しいアーティストを教えてください。

インスパイアされる新しいアーティストは常にいるよ。A Place to Bury Strangers、BEAK>、Thee Oh Sees、Causa Suiとかね。最近は幾何学模様という日本のバンドも聴いているよ。

――これまでに日本の音楽を聴く機会はありましたか? Number Girl、eastern youth、envyなど、Trail of Deadに近いようなオルタナ・バンドは日本にたくさんいると思います。日本のファンもあなたたちがどんな日本のバンドに興味があるのか知りたがっていると思います!

オースティンにいる、Peelander Zという日本人のバンドと友達で、彼らは絵も描くんだ。『Mad Tiger』という彼らのドキュメンタリー番組があって、それはとても興味深かった。Acid Mothers TempleというバンドをSXSWで観たけど、彼らも素晴らしかった。今挙げてくれたバンドはどれも聴いたことがないから、チェックしてみるよ!


――あなたは、歌詞の重要性をどのように捉えていますか?というのも、リスナーが母国語の異なるアーティストの書いた音楽を聴くとき、もはやその曲を理屈抜きのレベルで理解し、共感しているように感じます。言葉や文化的なバリアを超えて世界中の人々に影響を与えているバンドや曲があって、それは一体何がそうさせるのかということにとても興味があるので。

僕にとって歌詞というのは曲の最も大切な要素のひとつだよ。その曲を毎晩歌うとなると、僕はその歌詞が古くなってしまわないように常に共感できるようにしておく必要がある。歌詞は、僕が問題を解決する
助けになったり、この世界や自分の人生で変えたいと思っていることについて対処する助けになったりする。一方で、単純に言葉の持つ魔法が好きで、言葉そのものが美しいイメージを伝えてくれるなら、歌詞が何の意味も持たなくていいという場合もある。音楽がない状態でもいい響きに聴こえるようにする以外、歌詞においては何のルールも決めていないよ。

――世界中で何百ものショーをこなしてきた皆さんですが、これまでで最高だったショー、そして逆に最悪だったショーについてお伺いしたいです!

僕たちのショーはいまだに良い時もあれば悪い時もある。だからどちらもまだこれから先に起こるって感じかな!

――また、素晴らしいショーをするためには何が必要だと思いますか?たくさんの変化しやすいものを考慮しなければいけないと思いますが、ショーの後に「最高だった!」とバンドとして思えるものは何なのかお伺いしたいです。

僕にとってその答えはとてもシンプルさ――オーディエンスがショーを素晴らしいものにするんだ。

――最後に、あなたたちが日本に戻ってくることを心待ちにしているファンはたくさんいると思います。そんな日本のファンにメッセージをお願いします。また、日本でのスペシャルなショーの見どころは?

日本のファンには彼らの熱意とエネルギーでショーを盛り上げてほしいね、僕たちもそうするつもりだから!


【イベント情報】

Hostess Club Presents
…And You Will Know Us by The Trail of Dead
20YEARS OF MADONNA

日時:2019年3月4日(月) Open 18:00 / Start 19:00
会場:東京・渋谷Club Quattro

日時:2019年3月5日(火) Open 18:00 / Start 19:00
会場:東京・新代田Fever

料金:¥6,500 (1D代別途)

制作・招聘・主催:イーノス
協力:ホステス・エンタテインメント

<注意事項>

※未就学児(6歳未満)のご入場をお断りさせていただきます。
※カメラ・ビデオテープレコーダー・カメラ付携帯電話などによる出演アーティストの撮影、録音は禁止致します。
※会場内・外で発生した事故・盗難について主催者・会場・アーティストは一切責任を負いません。

公演オフィシャル・サイト

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