Best Tracks Of 2018

Ryota Suto

キュレーター、Ryota Sutoの2018年ベスト・トラック!

今年もフラフラとクラブやライブハウスに足を運んでいました。鍵を4回無くしたので、荷物の管理をしっかりしたいです。


  5. Regularfantasy / Chill For a Minute

カナダはバンクーバーを拠点とするRegularfantasyが、〈Total Stasis〉からリリースしたアルバム『Sunsets & Sublets』に収録した一曲。ハウスやインディ・ポップ由来のループ・フレーズ、泣きのシンセ、そしてウィスパー・ボイスを絶妙なバランスでミックス。D. Tiffany、Neu Balance、Ramziなどダンス・ミュージックの気になるアーティストとコラボしているので、今後も気になる存在です。ちなみにミックスは、リリース全てが素晴らしい〈Incienso〉から今年デビューしたPeople Plusのメンバー、CZ Wang。

  4. Cemetery / l-qk

東京を拠点とするコレクティヴ、〈CONDOMINIMUM〉を主宰するKota Watanabeによるソロ・プロジェクト、Cemeteryがベルギーのレーベル〈Slagwerk〉からリリースしたシングル。鹿威しのようなリズムに水音、木製の扉が軋む音など、日本の庭園を想起させるオリエンタルな一曲。これまでにリリースしてきたアンビエントの流れを含みながらも、出身国独自の音に2018年っぽいテイストも取り入れられた名曲。いわゆる「Japan」や「Kawaii」を前面に出すのではなく、「和」を散らばせるのが彼らしい。Cemeteryのリリースは毎回素晴らしいけど、この曲は特別に感動しました。

  3. Faye Webster / Kingston

アトランタのSSW、Faye Websterが〈Secretly Canadian〉から発表したシングル。前作のカントリー感は影を潜め、余裕と自信を感じるソフト・ポップ〜R&Bテイストへ。フォトグラファーとしてLil YachtyやMigosなどのラッパーを撮影したり、アトランタのラッパーとの交流がありながらも、自分のソングライティングは全く別。しかもバッチリハマっている、自分の道を歩む姿勢が最高。

  2. Ross From Friends / Champagne

2018年遂に……! まるでMVのように、丁寧な編集を加えたライブ映像をYouTubeにUPしてきたことでも知られるロンドン拠点の新興メディア/レーベル、〈Molten Jets〉(J. AlbertKing Kruleの月面ライブなど)がカタログ・ナンバー001として、Ross From Friendsの「Champagne」をヴァイナル・リリース。ロマンが詰まったメロディアスなサックスは、ベッドルームをダンス・フロアに変えてしまうほど……いつかクラブで“CYK feat Ross From Friends”というイベントで踊れたら、なんてことを夢見てました。

  1. Ugly / The Last Supper at The Regal Wetherspoon

今年の年始に公開された「Switch」のMVから魅了され続けているUgly。音とルックスだけで胸の高鳴りが止まらない。勢い、若さ、ビジュアル全て兼ね備えた期待のバンド。完璧。この調子だと、いくつになっても新しいバンドに夢中になってそうです……。

  Comment

2018年の音楽体験全体としては、“K/A/T/O MASSACRE vol.189”、“CYK feat Baba Stiltz with C’est Qui”の2つのパーティーがベストでした。LSTNGTの蒼いシンセサイザーが叫ぶ中、各々がぶち上がってる光景も、Baba StiltzとCYKが個人の境界を取っ払うかの如く全員を踊らせる光景も忘れられないもので、間違いなく2018年最も幸せな瞬間でした。ナイス・パーティー!!

  番外編マイ・ベスト

「年間ベスト・サイト」

Buy Music Club

Avalon Emersonが立ち上げた、BandCampのトラックをリスト化し、公開できるサイト。年間ベストだけでなく、地域毎のアーティストをプッシュすることにも適しているかと。アジア圏内の情報キャッチの早いリスナーが、自国に特化したプレイリストを公開してくれたらおもしろい気がします。

Ryota Suto

Curator

Ryota Suto

シンセと淡いリバーブに包まれながら、Feedlyと大学と都内を行ったり来たり。Bandcampは入り込むと日が昇るまで抜け出せない。新譜が好きです。