THE OTOGIBANASHI’Sらを擁するクリウィティヴ・チーム、CreativeDrugStore所属のビートメイカー/ラッパーのVaVaが新曲「現実 Feelin’ on my mind」を〈SUMMIT〉のYouTubeチャンネルにアップしています。
昨年リリースした全曲セルフ・プロデュースのラップ・アルバム『low mind boi』も高い評価を受け、1月にSoundCloudにUPした「Loneliness (Demo)」、さらには昨年末に公開されたBim「Bonita」のプロデュースなど、本当にハズレのない仕事ぶりが素晴らしいVaVa。
本楽曲は、彼のゲームに対する愛情が詰め込まれた一曲。ゲーム『MOTHER』シリーズを想起させるワードや、同シリーズの音楽を手がけている「田中宏和」という固有名詞までも飛び出し、ノスタルジックな感情が溢れ出すナンバーとなっております。
Brasstracksなどを想起させるサックスの音色と、8ビットなサウンドの融合も斬新。8ビット的サウンドはサンプリングでしょうか? ゲームに熱中した人もそうでない人も、過ぎ去りし日の思い出を強く刺激される、メロウな傑作です。
曲の最後には、「これは遊びの一環」という声が入っていますが、これだけ良作を連発されると、否が応でも何かしらの新作リリースを期待してしまいますね。なお、先述のデモ曲「Loneliness」は下記より。
こちらは軽快な4つ打ち的ビートにメロディアスなフロウを乗っけた、これまた全く異なるテイストのナンバー。その振れ幅の広さも彼の魅力のひとつです。