SSW、ラッパー、ドラマー、プロデューサーと多様な才能を持つマルチ・タレント、Anderson .Paakが新曲「’Til It’s Over」を公開&リリースしました。
本楽曲はAppleのスマートスピーカー「HomePod」のCMに起用されると同時に、現在iTunes、Apple Music限定で配信リリースされています。
CMはなんと巨匠・Spike Jonzeがディレクションを務め、FKA twigsが主演という、現在の世界最高峰のクリエイティビティが集結したかのような話題作。
妖艶なダンスで魅せるだけでなく、しっかりと灰色の現実を生きる様子もリアルに演じるFKA twigs。疲れ果てて帰宅した彼女が、「ヘイSiri、何か私の好きな曲をかけて」と話しかけ、HomePodがそれに応えてプレイするのがこのAnderson .Paakの新曲「’Til It’s Over」。
https://www.youtube.com/watch?v=305ryPvU6A8&t=1s
現時点(3月6日21時20分頃)でのGeniusによると、同曲のプロデュースを手がけたのはBROCKHAMPTON作品などを手がけるJeff Kleinmanと、Frank Oceanや〈Odd Future〉周りの作品などに多数参加する新鋭・Michael Uzowuru。
完全にフューチャー・ベース〜フューチャー・ビーツを経緯した音像とエディット感覚を擁した先鋭的なトラックは、もしかしたら従来のヒップホップ〜ブラック・ミュージック好きからは批判されるかもしれません。ですが、個人的には完全に支持。
ドロップ的構成まで取り込んだビートに対して、力むこともなく肩の力を抜いたような印象すらも抱かせるAnderson .Paakのフロウもお見事です。
Anderson .Paakは先日、自身のソロ名義と、自身がシンガーとドラマーを務めるThe Free Nationals名義での2枚の新作が年内にリリース予定だと語っていましたが、果たしてこのシングルは来る新作に収録される一曲なのか。それともこのショート・ムービーのために書いたスペシャルなものなのか。
どちらにせよ、引き続き彼の今後の動向には要チェックです……!