Rootscoaster Vol.97 / cabbage boy (Free Throw)

先月遂に100回目を迎えた人気DJイベント、フリスロことFree Throw！
そんなフリスロのレジデントDJから、先月のタイラダイスケに続いてcabbage boy氏がRootscoasterに登場！
91年生まれという若さながら、ロックだけでなくソウル〜ファンク、そしてヒップホップと多彩な引き出しを持つそのDJプレイの根底にあるものとは……！

1. 銀杏BOYZ / SKOOL KILL

テレビ番組で流れている曲や流行の曲とはまた少し違う音楽を聴くきっかけになったのは、中学のときに同級生に教えてもらったこのバンドがきかっけだと思います。
青臭い歌詞や熱いパフォーマンスに、中二心をがっちり掴まれていました。バンド自体はもちろんめちゃくちゃ聴いていましたが、歌詞の中に出てくるバンドやブログで紹介している音楽なんかもとりあえず出てくるものはほとんど聴いていましたね。そのおかげで洋邦、ジャンル問わずいろんな音楽が知れたと思います。
DJでかけることは絶対ないし、好きだったていうのが少しだけ恥ずかしかったりしますが、自分のルーツと聞かれると間違いなくこのバンドだと思います。

2. Desmond and the Tutus / Kiss you on the cheek

音楽を聴く楽しさに目覚めてからは、音楽雑誌を読んでは気になるバンドをチェックして買ったり、名盤１００みたいなのをとりあえず聴いてみたりと割と王道なはまり方でした。
ただ、今考えてみると周りの人が聞いていない音楽を聴いてる自分！みたいな部分が少なからずあったと思います。
だから聞くバンドも洋楽の方が多めで、そんな中出会ったのがこの曲。
まだレコードでシングルしか出ていないクールなバンドを見つけたぞ！と大興奮。
このレコードを出すFLAKE RECORDSという店は家から10分くらいで行けて、高校時代足繁く通っていろんな音楽を知りました。レコードプレイヤーもないのに意気がって買った初めてのレコード。

3. D’Angelo / Devil’s Pie

20歳の時に新宿ローリングストーンという箱でDJを始めて、毎週月曜日を担当していました。ただ、月曜日なんて基本人そんなにこないんですよね笑。
「誰か来ないかなぁ～、朝まで起きてるのつれぇ～」なんて考えていると当時一緒にやっていた先輩DJがこの曲をかけていて、大げさにいうと雷に打たれたような衝撃が。。
当時ブラックミュージックはさっぱりだったのですが、これがグルーヴというものか！とわかった気がしてそれまでとは違う方向に音楽を掘るきっかけになりました。
自分の世界をぐいっと広げてくれた曲だと思います。