東京とロンドンを中心とするヨーロッパを拠点に国内外で活動するSSW/マルチ楽器奏者のAmi Kodaによるソロプロジェクトが始動。11年ぶりの新曲“Grotesque”が7月17日(水)にリリースされた。
東京での10年の音楽活動の後、ロンドンに拠点を移し、2019年以降はライブメンバーとしてヨーロッパ各国を中心にモロッコ・マラケシュやオーストラリア・メルボルン、シドニーなどでの演奏を経験したAmi Koda。本作はAmi Kodaが世界で何を見て何を給してきたのか、そのひとつの近況報告であり、現在地を示すはじめの一歩としても相応しい楽曲だ。
坂口安吾『堕落論』や谷崎潤一郎小説をリファレンスに文学的なアプローチで作られた英詞と、長年親交のあるミュージシャンである気鋭のギタリスト・小金丸慧(在日ファンク, 高円寺百景 etc.)を共同アレンジ + 演奏 + エンジニアリングに迎え、リズムトラック制作にはドラマー/プロデューサーとして活躍中の大井一彌(DATS, yahyel etc.)が参加。
「日本人としてのアイデンティティ」「表現を課しつづけるパーソナリティ」「美意識のオリジナリティ」を示す本作は、積年のAmi Koda自身のそれらの悩みへのひとつのアンサーになったという。「既存のポップソング(特にJ-POP)の概念にとらわれないメロディーを目指す」という思いのもと「誰にも侵されることのない自分だけの聖域」への価値観が表れている。
【Ami Koda コメント】
自分だけの聖域。
誰にも理解されなくて良いし、
誰にも共有しなくて良い。
静寂の中で覚悟を決めることが何よりも美しい。
【大井一彌 コメント】
概念のみ抽出した“宗教的な音楽のリズム”を目指して制作しました。行き場のない信仰、理由のない陶酔があっても良い。
【タブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS) コメント】
私たちが生きる現実世界は何者かはたまた自分自身によるシミュレーションに過ぎないのか
広い宇宙
美しい地球
グロい現実
この世の沙汰は
なんだろう?
自分で創りあげてるのか?
【小金丸慧 コメント】
制作中にばらばらと散らばったアイデアが、『グロテスク』という単語をヒントに自ずと一点に収束していきました。
私達のグロテスク、覚悟して聴いて受け止めて下さい!
【松浦大樹(She Her Her Hers, saccharin) コメント】
世界各地で取り扱った酸素が、邪視が、祝福が、Ami Kodaの感覚を革新させたのか。
稲妻よりグロい閃光が華麗に脳裏を通過していった。戻ってきてもいいけど、きっと戻ってこないかも。いってらっしゃい。
【竹之内一彌(IKILLU) コメント】
ちっせぇ小鳥の歌がきこえる
空を割るような
【リリース情報】
Ami Koda 『Grotesque』
Release Date:2024.07.17
Label:FRIENDSHIP.
Tracklist:
1. Grotesque
■Ami Koda:X(Twitter) / Instagram