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んoon、哲学者・柳澤田実との対話から生まれた新曲“NANA”本日リリース


2024.04.10

んoonがニューシングル“NANA”を本日4月10日(水)にリリースした。

柳澤田実

昨年、韓国・台湾での海外ツアーを成功させ、現在は制作の日々を送っているというんoon。本作は4月13日(土)、14日(日)に東京・表参道WALL&WALLにて開催される一般社団法人デサイロ主催イベント『DE-SILO EXPERIMENT 2024』に出演することをきっかけに制作された1曲。同イベントは研究者とアーティストの協働による新作制作やパフォーマンスを目指したもので、んoonは哲学者の柳澤田実とコラボレーションする。

柳澤の研究テーマである「私たち性 we-ness」へ応答するにあたって、んoonは抽象的な印象の創作に終わらないことを念頭に置きながらバンドで楽曲制作に取り組んだという。カバーアートワークはNatsuko Miyashitaによるものであり、「コミュニケーションの難しさ、すごく好きだけど噛み合わない、というような事を考えながらつくりました」とのコメントしている。

んoonは『DE-SILO EXPERIMENT 2024』の2日目、4月14日(日)17:30よりライブパフォーマンスとトークセッションへの登壇を行う。イベント会場および配信でチェックを。


【んoon コメント】

・作品の説明がなくても、耳を委ねられるような強度があること(ノリノリであること)

・作品の説明を経ると聴くものの聴取の体験がさらに変化すること(ノリノリであること)

「私たち(んoon)」の輪郭は、メンバー個々=「私性 I-ness」ではなく、「彼/彼女たち性 they-ness」でもないものである。

「7拍のベースリフ」「4小節で円環するハープ」「3拍+4拍のキーボード」「28小節で一周するリズム」「2文字/3文字の言葉とメロディ」といった、輻輳する各パートの音が寄る辺なく並走していく。どれを聞いてもどれかとはズレていく感覚が常にあるが、かといって並走音と全く切り離されてもいない(並走音がなければズレの感覚もない)。

全く異なっているのでもなく、全く同じところを見ているのでもないので、演奏中はなにをやりとりしているのかわからなくなる。このように、無理やり楽譜に起こせないこともない、無理やり解読できないこともないテクスト群にある『掬いとれなさそうな澱の部分』を『私たち性 we-ness』と呼べるのかもしれない。


【リリース情報】


んoon 『NANA』
Release Date:2024.4.10 (Wed.)
Label:FRIENDSHIP.
Tracklist:
1. NANA

配信リンク

んoon オフィシャルサイト


【イベント情報】


『DE-SILO EXPERIMENT 2024』
日時:2024年4月13日(土)
会場:
東京・表参道WALL&WALL|11:30-21:00
OMOTESANDO MUSEUM|11:00-19:30

日時:2024年4月14日(日)
会場:
東京・表参道WALL&WALL|13:00-21:00
OMOTESANDO MUSEUM|11:00-19:30

主催
一般社団法人デサイロ

協賛
株式会社インクワイア
メディアパートナー
Forbes JAPAN
elabo

・トークセッションやパフォーマンスには、手話通訳がつく予定です。
・ワークショップについては必要な方法など、お問合せいただきご相談させてください。

『DE-SILO EXPERIMENT 2024』オフィシャルサイト


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