Spincoasterのアイドル番長としてSUMMER SONIC特集に紛れて、しれっと8月2日と3日にお台場にて開催されるTOKYO IDOL FESTIVALの記事を投稿することにしました。ライブアイドルからTVでよく観るグループまで一挙にチェック出来るのでありがたいイベントですね。去年に続いて、今年も2DAYS参加予定です。基本姿勢としてはハロプロ大好き!なのですが、「じゃあ(同日開催の)ハロコン行けばいいじゃん!」と言われてしまいそうなので、今回はそれ以外から選んでみました。
Especia / ナイトライダー
大阪の堀江地区を拠点に活動する6人組アイドルユニットEspeciaはここ数か月で大躍進したユニットの1つ。BiSが所属するつばさレコーズからまた新しいアイドルユニットが結成されたと聞いて手に取った2012年発売の1st EP『DULCE』のリードトラック『ナイトライダー』を再生して、まずその楽曲にびっくりしました。とびきりメロウ。ここまでCDでの完成度が高くて、はたしてライブはどこまで再現出来るんだろう……?と正直あんまり期待はしないで観に行ったイベントでは意外にも生歌唱でダンスもいい感じ。音源を聴いて興味を持った方はすぐにでも現場に行くべき。色モノ感・ゆるさが時に求められる昨今のアイドルシーンにおいて、こんなに圧倒的にかっこいい彼女達はこのままどこに行くんだろう。
アップアップガールズ(仮) / アップアップタイフーン
以前にSpincoasterでもご紹介させていただいたアッパーチューンに激しいダンスで駆け抜ける7人組アイドルユニット。最近は激しいロングセットのライブを乗り切るためにジム通いをして肉体改造にも取り組んでいるようです。ストイック過ぎる。徹底的に鍛え抜かれた健康的なプロポーションが魅力の彼女達、8月中には”富士山頂頂上決戦(仮)”と題して富士山でライブを実施予定。アイドル界の頂点を目指す彼女達らしい愉快なプロモーションだなあと感心したのですが、ちょっと心配もありつつ。夏だし、やっぱりタオル回したいよねってことで『アップアップタイフーン』をチョイスしてみました。
Negicco / ときめきのヘッドライナー
新潟発の3人組アイドル、今のNegiccoを観ずにはいられないでしょう。Perfumeとほぼ同時期に活動をスタートしたこともあり、かつては「西のPerfume、東のNegicco」と呼ばれていたローカルアイドルの巨頭。女子度全開のガーリィポップスはアイドルソングという枠にとらわれず、女性の共感を得られる超上質なJ-POP!ここ数年は本人達も異様に垢抜けて、ご当地アイドル特有の”地味可愛い・素朴可愛い”の域を脱した正統派アイドルになっています。Negiccoには所謂煽り楽曲は無いのですが、純粋にアイドルを楽しめる良質な楽曲が多いのが特徴です。もっともっと騒げる現場は他にも沢山ありますが、穏やかな幸せを与えてくれるのは間違いなくNegiccoですね。
「T-Palette Records所属グループだったら、はるばるTIFに行かなくてもタワーレコードのインストアライブで大体無料で観られるジャン!」っていうご意見が飛んできそうなので追記させていただくと、昨年TIFでの個人的MVPはエイベックス所属のDream5でした。予備知識もなく、完全ノーマークで傍観していたけれどもダントツ。メンバーに男子高校生がいるっていうのが大前提として面白いですし、「エイベックス臭を煮詰めてお砂糖をまぶした感じ」なのです。みなさんが想像するエイベックスサウンド、ギラギラJ-POPど真ん中です。メンバーも、これでもか!と歌とダンスのスキルを見せつけてくるのですが、MCでは一転してふわふわした子供に戻るのが魅力。他にも今年初出場となるスマイレージだとか、個人的にセンターの”ともろん”が気になっているウルトラガールだとか……アイドル見本市であるTIF、今年も楽しみです。