100byKSR Directory

No.35 - 39

アーティスト支援企画『100byKSR』特集第8弾。エレポップ〜ネオソウル、ダンスホールまで、多様なサウンドを鳴らす5組が登場!

レーベル/プロダクション〈KSR〉によるアーティスト支援プロジェクト、『100byKSR』の第8弾リリースが7月24日(金)に行われた。

AwichやkZmなど〈YENTOWN〉関連の作品やJP THE WAVY、YOSA & TAARなど、多岐に渡るアルバムなどの作品リリースを手がけている〈KSR〉。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、音楽活動の場所や機会が奪われているアーティストへの生活支援を目的として立ち上げられた本プロジェクトでは、アーティストから楽曲を募集・選考の後、採用された楽曲に対して制作費15万円を支給。合計100曲の楽曲の採用とリリースを行う。

Spincoasterでは本プロジェクトに採用されたアーティストたちに簡易的なインタビューを敢行。キャリアも形式も問わない本プロジェクトに選出されたアーティストのルーツやバックグラウンドを紐解くことに。第8回目となる今回は、アマイワナ、Koko Vienne & Juicy Hip Apartment、Miyna Usui、XLII、MY FRIEND THE MOONが登場。エレポップ〜ネオソウル、ダンスホール的なサウンドまで、まさしくジャンルレスなラインナップとなった。

Text by Takazumi Hosaka


  アマイワナ

[WEB / Twitter / Instagram]

①簡単な自己紹介をお願いします。

2000年1月1日生まれ。京都出身で現在も京都の大学に通いながら活動中。大学では、脚本、小説、などライティングについて専攻している。

14才から単身ライブ活動を開始し、SSWとしての活動のほか、トラックメイク、ジャケット・デザインや動画制作などをDIYで行ってきた。また、俳優として演劇や映画でも活動しているマルチ・アーティスト。

②音楽活動を始めたきっかけは?

小学6年生の時に、初めて親にロック・フェスに連れて行ってもらってから生のライブの魅力にハマってしまい、中学時代はライブハウスに通うのが唯一の楽しみとなり、自身も何か表現したい気持ちと相まって自然に始めていました。

③今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

影響を受けているミュージシャンや作品は挙げたらキリがないのですが、特に昭和の頃のカルチャーが好きなので、昭和の音楽やファッションや雑誌、映画が自分の作品に大きく影響していると思います。村上龍さんの小説『69』は表現者としてのモチベーションになっています。最近はテクノやニューウェーヴもよく聴きます。中でもPLASTICSが好きで、ライブでカバーすることもあります。また、PIZZICATO FIVEや、Flipper’s Guitarなどの渋谷系音楽も自分の曲に影響していると思います。

④今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

この曲は17才の時に作った歌で、私はもっと歌が上手くなりたいとか、優しい人になりたいとか、もっと才能が欲しいとか、よく葛藤してた時期なんですが、そんな頃に、妹が「雑誌欲しいー!」「コスメ欲しいー!」「服がほしいー!」と欲しい物ばっかり言うので、妹のことを“欲望ちゃん”って呼んでたんです。そんなに物を持ってても、手に持ちきれなくなるよ! って。ほんとに大事なのは、物より自分自身が習得するものよ。と思って書いたんですが、書いてるうちに、買えるものを欲しい! っていうより、才能が欲しいとか、美声が欲しいとか言ってる私の方がよっぽど欲望が深過ぎると思いましたね。

⑤今後の展望は?

わかりやすく例えて言うと、40年後には野宮真貴さん、67年後には黒柳徹子さんのようなレディになること。


  Koko Vienne & Juicy Hip Apartment

[Twitter / Instagram]

①簡単な自己紹介をお願いします。

Juicy Hip Apartmentは、「同じアパートの住人同士がつどい、音楽制作をする」というコンセプトのもと、昼夜を問わず制作に取り組んでいる、JuicyでHipな気鋭のビートメイク・ユニットです。メンバーは、ビートメイカー/ミックス・エンジニアのKKJ。ドラマー兼MPCプレイヤーのUSAGI。ジャズ・ベーシストのKOSK。私、Koko Vienneはボーカルを担当しており、Koko Vienne & Juicy Hip Apartmentという共同プロジェクトで現在活動しています。

②音楽活動を始めたきっかけは?

神戸のバーで私(Koko)がソロで演奏していたら、ベースのKOSKに話しかけられて、好きな音楽がぴったりハマったので、一緒に音楽しましょう! と衝動的に誘われたのがきっかけです。最初は社交辞令かと思いましたが、彼は本気みたいでした!(笑)

ビートメイカーのKKJとMPC担当のUSAGIはKOSKの紹介で知り合いました。

③今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

Radiant Children、Moonchild、Hiatus Kaiyote、Raveena、Leisure Centreなどです。

④今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

私が鼻歌を歌っていたらこの曲のサビが思いついたのがきっかけです。制作はコロナの時期でなかなか立ち会いが出来なかったので、データのやりとりをしながら完成に至りました。

⑤今後の展望は?

シングルを定期的に制作/発表していき、いずれはEPもしくはアルバムを発表をしたいと考えています。


  Miyna Usui

[WEB / Twitter / Instagram]

①簡単な自己紹介をお願いします。

NY生まれ、関西出身のSSW。2017年からソロ活動を開始。エレキ・ギターのフィンガー・ピッキング・スタイルで他にはない柔らかな音色を響かせる。2018年から東京に拠点を移して活動中。

②音楽活動を始めたきっかけは?

明確な理由はありませんが、母親がミュージシャンなので昔から音楽は常に側にある存在でした。ライブ活動をし始めたのは高校卒業してすぐの頃に組んだバンドからです。

③今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

母親に与えられたカセット・テープでAretha FranklinやJames Brown、The Staple Singersなどを擦り切れるまで聴いてました。エレキの弾き語りをし始めたのは、完全にLianne La Havasの影響ですね。どハマりして全曲コピーしました。後はHiatus KaiyoteやJamila Woods、Little Dragon、Gotye、MISO……独自の世界観を築いているアーティストが好きです。日本のアーティストでいうと最近はんoonのライブ観に行きました、めちゃくちゃかっこいいですね。

④今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

活動し始めてしばらくの間オリジナルが1曲もなかったんです。ずっと関西で活動していましたが、2017年にDino Jr.さんの東京でのワンマンにオープニング・アクトとして呼んで頂いた時に、初めての東京でのライブなのに、「やばい! オリジナルないやん!」って、そのために書きました(笑)。

追い込まれて書いた曲ですが、考える時間が少なかったからこそ、自分の想いが包み隠さず表現できたかなと思います。
歌詞はオフィシャル・サイトにも載せているので良ければ見てください!

今回は関西にいた時からベーシストとしてサポートしてくれていた北村泉くんに、アレンジとトラックメイクをしてもらいました。2人の表現を詰め込んだ楽曲になってます。

色んな方に聴いてもらえたら嬉しいですね。

⑤今後の展望は?

これまでライブはエレキ弾き語りがメインでしたが、今後は今回のようなトラックやバンド編成でのライブやレコーデイングがもっとできたら良いなと思っています。音楽だけじゃなくて、映像や空間も最大限に使って大きく表現していきたいですね。行く行くはフェスにも出たいので、かっこいいオリジナルをもっと増やしていけるように頑張ります。


  XLII

[WEB / Twitter / Instagram]

①簡単な自己紹介をお願いします。

XLIIっていう綴りでシリーです。アーティスト兼プロデューサーやっています。東京に住んでいます。11歳からずっとヒップホップやったり、ラップしたり、ビート作ったりしてて、BBCのインタービュー出た時、「ベース・ミュージックいつからやってるの?」って聞かれて、自分のヒップホップは実はベース・ミュージックだったんだと気付きました。そこからツアーしたり、コラボしたりして、2017年からボーカリストと仕事したくて、曲提供やプロデュースも初めて、今です。

②音楽活動を始めたきっかけは?

初めて曲作ったのは多分11歳ぐらいだったから、正直きっかけは覚えてないけど、小さい頃から音楽好きだったから、自分で作るのも当然だったと思います。家族や親戚にはクラシックをやっている人が多かったので、ある程度の音楽演奏や制作の知識はありました。

③今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

今の音楽スタイルは“XLII”っていうジャンルですけど、子供の頃から今まで影響を受けたモノを数えると、本当に多いです。一つだけはっきり覚えてるのは、14歳の時に最も影響を受けたCompany Flowです。Company Flow聴いた瞬間に「みんなと同じ音を作らなくていいんだ」ってはっきり理解しました。その後はUKヒップホップからのダブステップとグライム・シーンもそうだし、LORNもすごい尊敬してます。

この10年だと、James Blake、Buraka Som Sistema、Major Lazer、Skrillex、Noisia、Hans Zimmer、J Husもすごい影響受けてます。Pharrellの制作態度、Mr. Oizoの狂い、Munchiの雑さ、Nicholas Jaarの世界観、Rick Rubinの考え方、MC Bin Ladenのくだらなさ、コートジボワールの“クープ・デ・カレ”とトリニダードの“ソカ”のエネルギーにもすごい影響を受けてます。

Mark Ronson、Dr. Dre、Justice、ILL Mariachi、Chaki Zulu、Ludovico Einaudi、Foreign Beggars、Burning Spear、The Doors、Jimi Hendrix、Muddy Waters、Omar Souleiman、Dr. Octagon、DJ Krushなど……。数え切れないです。好きな音楽が多すぎます。

④今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

自分はボーカリストをたくさんプロデュースしているのですが、業界の友達が「絶対会った方がいい」と言って、MOMOちゃんをスタジオに連れてきてくれました。その時のMOMOがイケイケでヴァイブス高めで、声もすごくて。一気に楽しくなって一晩でこの曲を作りました。実際にリリース版に使ってるボーカルもその時録った物がほとんどです。わざと感がなくて、自然にカッコよくて、本当に好きなテイクです。MOMOのユニークな声と才能とおもしろい人柄を多くの人に知って欲しいです。

⑤今後の展望は?

相変わらず毎日音楽を作って、好きなアーティストをプロデュースしながら、自分の作品も相変わらず出します。いくつか激アツコラボもあって、かなりおもしろいニュースも控えています。長期的な展望だと、いつか人類のために世界を明るくする会社を作りたいです。世界を変えたいっていうよりは、世界が変わるぐらい人類にポジティブな影響を与える行動をしたいです。音楽だけだと、必ずしもみんなに響くわけではないと思うので、音楽と他にも人にインスピレーションを届けることをやります。その始まりとして、近々に発表もあるので、興味ある人は時々自分のインスタをチェックしてください。


  MY FRIEND THE MOON

[Instagram]

2019年様々なユニットが活動を始めた中、また新たなユニットが誕生した。彼らはインスタグラマーとして独自の世界観を発信している松下サニーと、内向的なスタンスで楽曲制作をするユウマがイギリスで出会ったことにより結成された。彼らのサウンドはサニーのセンチメンタルで素直な歌詞とユウマの作り出す独特な音が合わさりジャンルに捉われない音楽を表現している。

※インタビュー回答なし


【リリース情報】

アマイワナ 『欲望ちゃん』
Release Date:2020.07.24 (Fri.)
Label:100byKSR
Tracklist:
1. 欲望ちゃん

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Koko Vienne & Juicy Hip Apartment 『Energy』
Release Date:2020.07.24 (Fri.)
Label:100byKSR
Tracklist:
1. Energy

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Miyna Usui 『Seek Me Hiding』
Release Date:2020.07.24 (Fri.)
Label:100byKSR
Tracklist:
1. Seek Me Hiding

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XLII 『Essence feat. MOMO』
Release Date:2020.07.24 (Fri.)
Label:100byKSR
Tracklist:
1. Essence feat. MOMO

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MY FRIEND THE MOON 『ただの空想』
Release Date:2020.07.24 (Fri.)
Label:100byKSR
Tracklist:
1. ただの空想

100byKSR オフィシャル・サイト

■『100byKSR』YouTube再生リスト

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