Wet

There's a Reason

Wet / There's a Reason
結局、「いい曲書けるやつは強い」。時流やトレンドに囚われることのない、エバーグリーンな輝きを讃える名曲が再び

アメリカはNY、ブルックリンを拠点とする3人組、Wetが新曲「There’s a Reason」を公開&リリースしました。

彼らが1st EP『Wet』をリリースし、話題を集め始めた2013年頃は、当初は極初期のThe WeekndやHow To Dress Well、inc.などといった、どちらかというとインディ・ロック的な文脈で盛り上がりをみせつつあったオルタナ/インディR&B(PBR&Bなんていう呼称もありました)のライン上で語られることも多かった気がします(もちろん私自身もそういった切り口で記事を書いていた記憶があります)。しかし、2016年にリリースされた彼らの1stアルバム『Don’t You』は、そんな時流やトレンドとは少し距離を置いた、ウェルメイドなプロダクションとエバーグリーンな輝きを放つポップな傑作となり、いい意味で期待を裏切ってくれました。

そして、この久方ぶりに公開された新曲「There’s a Reason」も言わずもがな。もちろんメロウかつスウィートなメロディ・ラインからは90’s辺りのR&Bを通過したセンスを感じさせますが、このどこまでも外に開かれた楽曲には、ジャンルや潮流などのカテゴライズは不要。

Kelly Zutrauの伸びやかな歌声を温かいサウンドがそっと包み込む、珠玉のポップ・ソング。

なお、新作のアナウンスは今のところありませんが、1stアルバムからすでに2年が経っているので、年内リリースを期待してもいい気がします。そして、願わくば初の来日も実現することを……!

Takazumi Hosaka

Curator & Interviewer

Takazumi Hosaka

情報時代の野蛮人です 【影響を受けたアーティスト】 ↑The High-Lows↓ / Sex Pistols / The Strokes