10月1日(日)に表参道WALL&WALLにて開催するSpincoaster主催イベント、”SPIN.DISCOVERY vol.04″。本日からその出演者を一組ずつ紹介していきます。
まず最初は、「新しい音楽の発見」をテーマと掲げて始めたこの”SPIN.DISCOVERY”に最も相応しいと思われるグループ、踊Foot Works(オドフット・ワークス)です。
今年3月に突如として1st EP『ODD FOOT WORKS』をフリー配信し、そしてそのリード曲となる「夜の学校 Feat. もののあわい」のMVを公開した彼ら。
楽曲を引っ張る大胆なサックス使いやピアノ、ファンキーなギターが演出するアーバンな雰囲気と、タイトなラップ。そしてSSW・もののあわいを招いたフックではしっかりとメロディアスな歌心をみせるという一面も含めて、そのウェルメイドな出来に驚かされた方も少なくないことでしょう。
なお、自らをヒップホップ・グループと称する彼らですが、確かにラップを軸としていながらも、先述したEPではオルタナティヴなR&B〜アンビエントな空気感を擁する「終着駅」、TOKYO HEALTH CLUBを想起させるような4つ打ちのビートとキャッチーなフックで聴かせる「Tokyo Invader」、女性コーラスを交えたまるで星野源のような爽やかなポップ・ソング「Mooneyes」など、実に多彩な楽曲が収録されています。
さらに、配信Ver.には収録されていませんが、フリーDL Ver.には〈術ノ穴〉から超待望のデビュー・アルバム『野崎爆発』を今年リリースした野崎りこん、そしてその『野崎爆発』にも参加していたRhymeTubeを招いたセルフ・リミック Ver.「漂流民-blueman- Remix feat. RhymeTube,野崎りこん」が収録されるなど、その人脈、選球眼の良さを感じさせたりも。
また、EPリリース後はライターの三宅正一主宰のQ2、そしてSuchmosやYogee New Wavesのメンバーなどのヘアスタリングを手がけることでも知られている祐天寺のヘア・サロン、darlin.プレゼンツによるイベント”PACHINKO”、先述の〈術ノ穴〉主催”ササクレフェス2017″、そしてQ2との共同主催となる”TOKYO INV.”など、注目度の高いイベントへの出演/共催を経て、勢いそのまま今度は”FUJI ROCK FESTIVAL ’17″内の”ROOKIE A GO-GO”への出演も果たしました。
これまでに数々の有名バンド/アーティストを輩出してきた国内随一の登竜門として機能する本ステージでも、彼らは堂々たるパフォーマンスを披露。その実力とセンスをオーディエンスに強く示すことに。
これだけでも十二分に”期待の新人”足り得る要素が詰まっているのですが、なんとお次はペトロールズのカバー・アルバム『WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?』の続編となるEP『WHERE, WHO, WHAT IS PETROLZ?? – EP』にMONO NO AWARE、呂布、中村佳穂ら気鋭のアクトと共に参加。
彼らの1stアルバムである『Renaissance』収録の「Talassa」に独自の解釈とラップを加えてカバー。こちらも非常に大きな話題を集めることになりました。
このようにして、急速的に注目を集めつつも、その活動内容はどこまでもクール。決して大きなレーベルによるプロモーション戦略などの気配もなく、リリースも未だフリー配信EPのみとなっている踊Foot Works。
既に巷では話題となっている彼らをまだ観たことない方は、このタイミングで観ないと後で後悔するかもしれませんよ……!
Text by Takazumi Hosaka
【イベント情報】
Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.04”
日時:2017年10月1日(日) OPEN 17:00 / START 17:30
会場:表参道 WALL&WALL(MAP)
出演:
環ROY
PARKGOLF
iri
踊Foot Works
Kai Takahashi(LUCKY TAPES / DJ set)
Ticket:
Peatixにて発売中
早割1. ¥2,500SOLD OUT
早割2. ¥3,000
一般. ¥3,500
※全て入場時に1ドリンク代が別途必要となります。