LA在住のプロデューサー/SSWのSHIMAがRootscoasterに登場した。
アメリカ・アトランタ生まれ、東京育ちのバイリンガルのSHIMAは、これまでにMIYACHIや¥ellow Bucksともコラボを果たし、今年9月にリリースしたシングル「After the World Ends」をもって〈Universal Music〉のサブ・レーベル〈+81 Music〉からのメジャー・デビュー。透き通った歌声と英詞と日本語詞を行き来する変幻自在な歌唱スタイル、そしてR&Bとヒップホップに隣接しながらも独特の音像のエレポップを展開し注目を集めている。
学生時代から音楽の道へ進むことを志し、現在ではソングライティングだけでなくアレンジからマスタリングまで自身で手がけるなど、多岐にわたるスキルも有するSHIMA。今回はそんな彼女のルーツとなった音楽を挙げてもらった。
Text By Takazumi Hosaka
1. Teedra Moses, KAYTRANADA / Be Your Girl (Kaytranada Edition)
この曲には中毒性のあるバウンスとグルーヴがあり、この曲が流れてくると踊らずにはいられなくなります。この曲を聴いて、自分がいかにダンス・ミュージックを愛しているか、そして自分の音楽で人を身体的に動かしたいと思うようになりました。
2. ODESZA / Say My Name
この曲を初めて聴いたとき、別の宇宙に連れて行かれたような気がしました。サウンド・スケープがとても幻想的で、その時初めて電子音楽への情熱を実感しました。ギターやドラムのような本物の楽器とは違い、デジタル・シンセサイザーでは可能性が無限に広がることを実感しました。
3. Björk / All is Full of Love
ボーカルが持つ力を初めて感じた曲です。私の父はBjörkの大ファンで、私が子供の頃は彼女の音楽をよくかけていました。この曲を初めて聴いたのは10歳くらいの時ですが、感動して泣き出してしまいました。歌詞はとてもシンプルですが、なぜかメロディーやBjörkのボーカルと相まって、私の中の何かに触れ、音楽は山を動かすことができると実感しました。
Message
こんにちは、SHIMAです。宇宙のディスコへようこそ。プロデューサー/シンガー・ソングライターとして活動しており、アレンジからマスタリングまで全て行なっています。1stシングルの「After the World Ends」、そして11月3日(水)にリリースされた「CONMAN」は、女優やモデルとしても活躍中のすみれさんとの共作になります。是非各DSPでご視聴ください。MVも11月5日(金)に公開予定なので要チェックです!
いきなりですが、みんな、恐れずにもっと挑戦するべきだと思います。人は誰でも自分が思っているよりもずっと能力が高いんです。私は音楽を追求することで、それを実感することができました。以前は、「これはできないだろう」とか「私にこれは向いてないだろう」とか、自分にたくさんの制限をかけていましたが、それらをすべて捨てた途端に、時間と集中力さえあれば何でも達成できることに気づきました。音楽、スポーツ、学業、キャリア、どんなことでも、多くの人にこのことを実感してもらいたいと思います。
Profile
期待の新人シンガー・プロデューサー。アメリカ・アトランタ生まれ、東京育ちのバイリンガル。ロサンゼルス在住。幼少期よりピアノ、バレエを習い、母親の影響で歌にも興味を持つ。
アメリカン・スクール在学中にスカウトされ、2年間レッスンや歌手活動を行った後、アメリカの大学でミュージック・エンジニアリングを学び、卒業後ソフトウェア・エンジニアとして働きながら、音楽制作活動を本格的に開始。現在はプロデューサーとして、日本語と英語の両方を駆使した作詞・作曲はもちろん、アレンジ・ミキシング・マスタリングまで全てを自分で行い、海外のアーティストにも楽曲を提供している。9月に〈Universal Music〉からデビュー曲「After the World Ends」をリリースすると、ラブコールが続出。
【リリース情報】
SHIMA, Sumire 『CONMAN』
Release Date:2021.11.03 (Wed.)
Label:+81Music / Universal Music Japan
Tracklist:
1. CONMAN