FEATURE

Rootscoaster Vol. 170 / 4s4ki


作詞作曲、編曲、歌唱までこなす才媛・4s4ki。彼女の「精神」「愛情」「制作」に関するそれぞれのルーツとは

2019.09.05

作詞作曲から編曲、歌唱まで、マルチにこなすSSW/プロデューサーの4s4kiが9月4日(木)に新曲「欠けるもの」をリリースした。

作家として舞台音楽制作や他アーティストへの楽曲提供を行う傍ら、自身のソロ・プロジェクトでは電波少女のハシシやCharisma.comとコラボ。また、Animal Hackや〈TREKKIE TRAX〉のandrew、食品まつりa.k.a foodmanらによるリミックスも発表するなど、ジャンルやシーンを横断する活動で注目を集めている。

そんな4s4kiがRootscoasterに登場。本人もコメントしている通り、今回挙げてもらった3曲は、アーティストというより、ひとりの人間としてのルーツ。彼女の核を形成しているであろう音楽に触れてほしい。

Text By Takazumi Hosaka


1. ART-SCHOOL / Tarantula

ダウナーな音楽は、わたしの学生時代の逃げ場でした。その中でもART-SCHOOLの曲には外出が苦手な時期に精神の肯定をしてもらえていた気がします。


2. 清竜人 / All My Life

好きな人が目覚ましに設定していた曲でした。


3. Porter Robinson / Sad Machine

救いのあるコード進行とトラックがすごく好きで、自分の音楽制作にも強く影響を受けました。シンセサイザーの音作りも彼の曲を参考にしたりします……。


Message

精神、愛情、制作に関するそれぞれのルーツの音楽を選びました。いま思い浮かんだのはこの3曲でした。アーティストとしてのルーツというより、一人間としての記憶のトリガーとなる曲です。2000年代初期の日本の文化や日本語が大好きなので、ルーツは他国の音楽でも日本の文化や技術に関わる音楽が多い気がします。直感で「好き」と思ったものが私を構築したので、衝動的な「好き」な音楽です。またね^_^ ありがとうございました。


Profile

4s4ki

作詞作曲はもちろん 編曲までを1人でこなす新世代アーティスト。2018年3月『ぼくはバカだよ。』でデビュー。2018年8月にはハシシ(電波少女)を客演に迎えた『Moldy』をリリース。2019年3月「アサキ」から「4s4ki」へ表記を変更、プライベート・レーベル〈SAD15mg〉を設立。 作家としては『けものフレンズ』『SHOW BY ROCK!!』の舞台音楽制作、声優ユニット・サンドリオンや、GADORO、内田珠鈴への楽曲提供など、その才能は多岐に渡る。


【リリース情報】

4s4ki 『欠けるもの』
Release Date:2019.09.04 (Wed.)
Label:SAD15mg
Tracklist:
1. 欠けるもの

==

4s4ki 『NEMNEM』
Release Date:2019.07.10 (Wed.)
Label:SAD15mg / SASAKRECT
Tracklist:
1. 超破滅的思考
2. innocence
3. 幻 feat.いつか(Charisma.com)
4. 許
5. SAD night boi

4s4ki オフィシャル・サイト


Spincoaster SNS