MasatoとYutaのふたりからなるプロデューサー・デュオ、ANIMAL HACKが2月21日(水)に配信限定のニュー・アルバム『GIFT』をリリースした。
本作はこれまでにシングルとして発表してきた楽曲をパッケージングしつつ、彼らの新たな境地を感じさせる新曲群も収められた意欲作。ダンス・ミュージックというフォーマットの上で、元来より持っていたロック的なダイナミズムやメロディ・センスがよりいっそう炸裂した痛快な作品だ。
今回はそんな新作をリリースしたばかりのANIMAL HACKがRootscoasterに参加してくれた。まず最初に登場するのはYuta(写真右)。現在の作曲にも強い影響を及ぼしたという3曲を挙げてくれた。
(Text By Takazumi Hosaka)
1. Porter Robinson / Sad Machine
ダンスミュージックを作り始めて、いろんなプロデューサーの音楽を聴きあさっていた時に出会った曲で、こんなに純粋さとノスタルジーさに溢れていて、感動的なダンスミュージックがあるんだと感激したのを覚えています。
ダンスミュージックには頭を空っぽにして楽しめる素晴らしさがあると同時に、僕は人の心を動かし感動させる音楽を作りたいと思ってます。それを実現している彼の存在とこの曲は、僕の大きな支えになっています。
2. Radiohead / No Surprises
高校の時はMasatoくんと鈴木(共通の友人)と僕で昼休みにRadioheadについて語る音楽フリークな学生生活を過ごしていました。(今でもすごく仲良しで去年は3人でサマソニに行きました!)
当時学校をサボりがちで、通学の電車で今日は学校に行きたくないなぁと思った時にカフェに寄って休みながら聴いたりしてて、僕はOK Computerのこの曲が一番名曲だと思ってました。
3. ART-SCHOOL / シャーロット
この曲が収録されているアルバム『REQUIEM FOR INNOCENCE』は、当時、数え切れないほど何度も繰り返し聴いていました。
多感な時期だったので、壊れそうで繊細なボーカルを聴いていると、自然と涙が溢れてきたり。
この時期、フロントマンの木下さんに影響されていろんな本や映画、アートに触れました。
特にこの曲の、繊細さと荒々しさを持った二面性に強く惹かれていました。
Message
3曲に絞るのが難しかったですが、好きなだけでなく僕の現在の作曲に強く影響を与えている楽曲を選びました。
作曲のために普段から意識していろんな音楽を聴きますが、何歳の時に聴いた音楽でも、その時強く感情を動かされたものや、聴いていた当時の空気感を鮮明に覚えているものにいまでも影響を受けているんだなぁとあらためて。音楽でも映画でも写真でも、作品自体にアーティストの執念や魂みたいなものが宿っているような。
ANIMAL HACKのアルバム「GIFT」でもそのような想いを感じとってもらえたらと思います。
Profile
ANIMAL HACK
東京を拠点に活動する2人組プロデューサー・ユニット。ダンス・ミュージックという文化背景の違いを軽々飛び越える強度の高いフォーマットに魅せられ、ジャンルや時代にとらわれない様々な手法を用いた作品制作を行う。2016年4月にはファースト・シングル『Keep Shakin』を全世界リリース。同年9月にはEP『ANIMAL HACK』、2017年にはEP『Boy』をリリースしそれぞれiTunesダンス・チャートを賑わせる。また、ストリーミング・サービス上で国内外問わず着実にリスナーを増やし、ロックや多様なカルチャーのバック・グラウンドを感じさせる楽曲がクラブ・シーンのみならずバンド・シーンでも話題を呼んでいる。
■オフィシャル・サイト:http://animalhack.tumblr.com/
■SoundCloud:https://soundcloud.com/animalhack
■Instagram:https://www.instagram.com/animalhack/
■Twitter:https://twitter.com/a_nima_l_hack
【リリース情報】
ANIMAL HACK 『GIFT』
Release Date:2018.02.21 (Wed.)
Label:術ノ穴
Cat.No.:sna-036
Price:¥1200
Tracklist:
1. Body
2. LETTER
3. Waiting…
4. Pressure
5. WIMM?
6. Inside
7. Plastic Night
8. Rabbit Hole (HARD Rabbit VIP)
■リリース詳細:http://subenoana.net/?p=6638